電気工事士として覚えておきたい、パイロットランプ併用結線を練習しましょう。
このページでは、パイロットランプの常時点灯結線の練習をします。

パイロットの常時点灯結線

このページでは、パイロットランプと片切スイッチを使ったパイロットランプの常時点灯結線を紹介します。

 

パイロットランプ常時点灯結線の使用方法としては、電源の通電状態の確認や暗所でのスイッチの位置確認などが考えられます。

 

このことから、工場内での個別作業台などへの電源供給の確認などへの活用が考えられます。

片切スイッチとパイロットランプの常時点灯結線

パイロットランプを常時点灯させるには、パイロットランプに100V電源を常に供給しておく必要があります。
ここまで説明すれば、もう解かる方も多いのではないでしょうか。

 

それでは、まず単線図で確認してください。

 

パイロット常時点灯の単線図です。

 

実に単純な単線図でジョイント部分の結線もいたってシンプルです。
この単線図から複線図を描いておきました。

 

パイロット常時点灯の複線図です。

 

複線図から読み解く片切とパイロットランプ併用結線の手順
  1. 100V電源の非接地側(黒)電線とパイロットランプからの黒電線を接続する。
  2. 100V電源の接地側(白)電線を負荷とパイロットランプの白電線に接続する。
  3. 負荷の黒電線と片切スイッチからの赤電線を接続する。
  4. パイロットランプから片切スイッチにわたり線を接続し結線を完成させる。

 

ボックス内片切スイッチとパイロットランプの接続図

パイロット常時点灯のスイッチボックス内結線図です。

 

こうして完成した片切スイッチとパイロットランプの点滅状態が下のGIFアニメになります。

 

パイロット常時点灯結線の動作確認用GIFアニメです。

 

パイロットランプと片切スイッチを併用した結線ですが、常時点灯状態にするのだから、コンセントに電気を供給するのと同じなので、何も悩むことは、ないと思います。

 

これまでに練習してきたことを思い出せば、こんな結線ぐらいすぐにできてしまうでしょう。

 

電気工事に使う工具