手動油圧圧着工具の使い方１

手動油圧圧着工具の使い方 １
前回は、ハンドプレスによるリングスリーブを用いたケーブル接続の手順をご紹介しましたが、今回は手動油圧圧着工具を用いて、裸端子やＢ及びＰスリーブによるケーブル接続方法を紹介いたします。

 

手動油圧圧着工具も基本的にはハンドプレスの使用方法と変わりありません。

 

裸端子の接続部やＢまたはＰスリーブの接続部を圧着して、ケーブルを接続するだけですから、この点はハンドプレスと同じです。

 

でも、やはり幹線ケーブルなど、より重要なケーブルの接続に用いるものですから、それなりの注意と使用方法があるので、じっくりとご覧ください。

手動油圧圧着工具の電線接続手順

実践電気工事（裸端子用圧着工具）の中でも紹介した手動油圧圧着工具ですが、電気工事を行い、小規模ながら工場などの電気工事などを行う場合、幹線ケーブルの配電盤への接続や幹線分岐等で、プールボックスなどでケーブルを接続するときには、先に紹介したハンドプレスだけでは対応できないことも多々あります。

 

そんな時、今回紹介する手動油圧圧着工具が必要となります。

 

電気工事店を営む場合は、必須工具の一つだと思うので、その使用方法と絶縁方法をしっかり習得することが、きわめて重要となるので、今一度確認して正しい接続方法を今一度確認していただきたいと思います。

 

まず最初に手動油圧圧着工具の全体をご覧ください。

 

 

写真で紹介してるのは、私が使用しているもので、メーカーはデンサン、DCH-60Eという14sq～60sqまで圧着できるものです。

 

それでは、手動油圧圧着工具を使った圧着手順をご覧ください。

 

 

これで、手動油圧圧着工具による裸端子の加工が終わりましたので、あとは、ブレーカーや端子台などに接続すれば完成です。

 

今回使用したものはデンサンでしたが、他メーカーのものも基本的な使い方は同じですから、みなさんが、使いやすいメーカーのものを使用すればいいと思います。

 

主要メーカーとしては、泉精器、ロブテックスなどが有名ですが、ほかのものを見たい方は、次のリンクからご覧ください。

 

 

いずれにしても使うのはみなさんですから、お好きなメーカーのものを選べばいいと思います。

 

次は、Ｂスリーブ、Ｐスリーブを用いたケーブル接続方法を紹介します。