電気図面(配線系統図)

電気図面の作成手順 3

配線系統図を描く(1)

分電盤結線図で、各回路分けもできたので、
電気設備の配置図に、配線系統図を描いていきます。

 

もちろん、各回路の配線系統図は、
先に描いた分電盤結線図を元に描いていくことになります。

 

分電盤結線図で、表示した回路に見合う形で配線系統図を描かなくては
意味がありませんので、
分電盤結線図作成の際に考え、計算した回路容量を考慮して、描いていきます。

 


配線系統図の描き方

配線系統図を描く際には、実際の電気工事の現場を想定して
配線ルートなどを考えて、描かなくてはなりません。

 

今回練習用に作成している電気図面は、
仮想の建物ですから、ある程度の配線ルートで描きますが、
実際の電気工事の現場で使用する、施工図では、PSなども考慮して
実際に行う配線ルートで描かなくては、他の電気工事士が工事をする際、
勝手なルートで配線工事を行ってしまい、後から問題になる場合もありますので、
建物の構造や効率的な配線ルートを考えて描くようにしてください。

 

基本的には、PSや配線スペースなどを利用して、立上げや引下げの配線を行いますが
そのスペースがない場合は、建築会社の担当者と協議の上、
配線ルートを確保して、電気図面に記入します。

 

では、今回描いた1階コンセントの配線系統図をご覧ください。

 

電気図面(1階コンセント配線系統図)
(画像クリックで拡大表示)

 

見ていただいたら解るように、分電盤結線図で描いた回路分けで
1階のコンセント回路の配線系統図が描かれています。

 

実際の現場作業を想定して、
各回路をジョイントボックスで結線するように配線系統図を描いています。
キッチンの一部コンセントは、渡り配線になっていますが、
これは、その時々で最善の配線方法を考慮すればいいことですから、
実際の現場作業の際に変更しても構いません。

 

この1階コンセント配線系統図で注目すべきは、下の画像の部分でしょう。

 

電気図面(コンセント立上げ)

 

 

この部分は、2階へのコンセント回路の立上げと、
分電盤へ至る回路を示しています。

 

ご覧のように、GIそしてKの合わせて4回路が2階へ行くとゆうことです。
こんなことは、今更解説することもありませんが、
中には、「電気図面を書いたこともない」 とゆう方が
いらっしゃるかも知れませんので、簡単に解説しておきます。

 

GIKは、分電盤結線の番号です。
そしてその下の 「VVF2.0-2C×4 E1.6」 は、
VVF2.0-2Cのケーブルが4本、アース線が1.6を示しています。
つまり、VVF2.0-2C4本を2階へ立上げ、
2階で各回路に振り分けるとゆうことで、
E1.6は、アース線の太さを表しています。

 

この部分は、1階、2階のコンセント配線系統図を見てもらえれば、
理解していただけると思いますので、
下記画像より、1、2階コンセント配線系統図をご覧ください。

 

電気図面(1、2階コンセント配線系統図)
(画像クリックで拡大表示)

 

ご覧のとおり、1階、2階とも同じところから立上げ、引下げされています。
今回は、同じところから立上げ、引下げを行うように表示しましたが、
1階と2階で位置が変わる場合もありますので、
その際は、現場の状況に応じて、表示するようにしてください。

 

【小技】
配線系統図を描くときには、コーナー処理を 『面取り』 で表示するようにしましょう。
こうすることで、他の線と混同することなく、読み取りやすくなります。
また、配線系統が重なる場合は、一部を消すか、
跨ぐ表示をするようにしてください。

 

電気図面(配置図) 電気図面(配置図)

消す表示方法

跨ぐ表示方法

こうした表示によって、別系統の配線であること示します。

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