複式簿記に必要な帳簿

複式簿記に必要な帳簿


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複式簿記で必要な帳簿

複式帳簿に必要な帳簿

 

個人事業主で青色申告特別控除の恩恵を最大に活かすには複式簿記が必須です。
でも、複式簿記単式簿記と言う言葉は知っていても、実際にどのように記帳するのか、どのような帳簿が必要なのかを知っている一般の方は少ないのではないでしょうか。
こんなサイトを作っている私もかつてはその中の一人でした。

 

会社勤めをしていれば確定申告そのものが必要ありませんから、知る必要もないと言うのが一般的です。
しかし、ひとたび自分で事業を起そうとなると、たちまち必要な知識に早変わりします。
多くの方は自分で事業を起すと、確定申告をしなくてはいけないことは知っていても、日々の記帳をどのようにすればいいのか、必要な帳簿にはどんなものがあるのかなどを事前に調べておく人は少ないのではないでしょうか。

 

私が事業を起した当時は、管轄税務署に開業届けを提出したときに、税理士さんを紹介してくれましたので事細かく教えていただき、必要な帳簿から記帳方法まで指導いただきましたのでその通りに記帳していましたが、その教わったことを全て自分で調べるとなると大変だと思います。

 

ですから、このページで青色申告特別控除を最大に受けるための複式簿記に必要な帳簿を覚えてください。

 

複式簿記に必要な帳簿とは

個人で事業を行うときに、事業開始届けを管轄税務署に提出しなくてはなりません。
このときに、申告方法を選択するのですが、白色申告を選択した場合には、単式簿記での記帳でOKですが、青色申告を選択し、青色申告特別控除の適用を受けようと思えば、複式簿記での記帳が必須となります。
その複式簿記を行うのに必要なのが、下記に記した帳簿類になりますので、会社を起ちあげる前に確認し、揃えておく必要があります。
この時点で、すでにあなたが起ちあげた会社は起業しているのですから、必要経費などが発生していることになりますので、起業したその日から帳簿管理は始まっていることになります。
ですから、起業する前に必要な帳簿を揃えておく必要があるんです。

 

それでは、どのような帳簿が必要なのかご覧ください。

これらの帳簿が必要となりますので、起業したその日からすぐに使えるように用意しておいてください。
これらの帳簿の内容に関して一つずつ簡単に紹介しておきますのでその内容を確認してください。

 

仕訳帳

仕訳帳とは、日々の取引を日付ごとに全て書き留めておく帳簿になります。
この仕訳帳が全ての帳簿の元となるものですから、とても大切な帳簿になります。
この仕訳帳を見れば、どんな取引がいつ発生して、いつ支払われたのかなど取引の全てを把握することが出来るので、事業展開の中で自分の会社がどのような発展を遂げているのかや、取引先の動向なども把握できるので、その後の事業展開や営業活動の方針を決める指針とすることが出来ます。

 

総勘定元帳

総勘定元帳は、性格的には仕訳帳とよく似ているものですが大きな違いとして、全ての取引を勘定科目ごとに記帳するのが基本となりますので、記帳の際には仕訳帳から書き写すだけなので比較的簡単な作業です。
総勘定元帳の保管期間は7年と決められていますので、他の帳簿ともども大切に保管するようにしてください。

 

現金出納帳

現金出納帳は、日々の現金取引を記しておく帳簿になります。
事業開始当初、会社として保有している現金を元にその後の現金の動きを記帳していくものですから、簡単に言ってしまえば家計簿のようなものだと考えておけば間違いないでしょう。
現金出納帳も複式簿記で青色申告する際には必ず必要な帳簿となります。

 

預金出納帳

預金出納帳は、文字通り銀行取引に関する項目を記帳する帳簿になります。
事業を行っていると、一つの銀行だけでなく複数の銀行と取引を行うことになると思いますが、預金出納帳にはそれら全ての銀行取引を取引銀行別に記帳しなくてはなりません。
しかし預金通帳への記入などを日々行っていないと、とても大変な作業になってしまいがちですので、出来れば各銀行取引をパソコンで確認できるようにしておくことをお勧めしておきます。

 

売掛帳

売掛帳とは、売上代金の支払いが先のものを記帳する帳簿になります。
一般的な取引では、商品納入日と支払日が異なることはよくある話で、手形決済や支払期日指定などがこれらに該当する取引になります。
例えばA商品を○月○日に納入したが、支払日は×月×日のような場合で、納入日は月初めだったが実際の支払いは月末などの場合、約1月間は売掛となりますから、この場合、売掛帳に記載しておきます。

 

買掛帳

買掛帳とは、材料などを仕入れてその支払いを先にしたものを記帳しておく帳簿のことです。
売掛帳が自分から見て未払い金を記帳するのに対して、買掛帳は自分が支払うべき未払い金を記帳しておく帳簿になりますので、売掛帳とは逆の性格の帳簿だと思ってください。
この帳簿も、仕入先ごとに分けて記帳しなくてはなりませんので、全ての取引を一まとめにしてはいけません。
A社、B社、C社としっかりと分けて記帳するようにしてください。

 

経費帳

経費帳とは、事業に関わる全ての必要経費を記しておく帳簿になります。
サラリーマンでも「ここは会社の必要経費で支払っておきますので」などと言って、取引先を接待したり、日々の営業活動などで使用する自動車やそのガソリン代金などは全て経費として計上するものです。
それら全ての必要経費に関して、勘定科目ごとに細かく仕分けして記帳しなくてはなりません。

 

 

これらが複式簿記に必要な帳簿なのですが、確定申告の際には、このほかに貸借対照表や損益計算書などを作成する必要があります。
そのときに元となるのがこれらの帳簿ですから、日々の帳簿記載が間違っていると、最終的な納税金額が間違ってしまって、本来納めなくていい税金を納めることになったり、逆に納めるべき税金を過少申告することになってしまいます。
多く納めた税金に関して税務署は何も言ってきませんが、過少申告だと認定されると重加算税などが課されることになりますので日々の記帳には十分注意することが大切です。
また、この確定申告を元に次年度の住民税なども計算されますので、二重に多く税金を納めることにもなりますので、日々の記帳はしっかり確認して、確実な記帳を心掛けてください。

 

しかし、起業したばかりの会社や個人では、経理専門の社員を雇う余裕などないのが実情ですから、結果的にみなさん自身が行うことになると思いますが、一日の仕事を終えてからこれらの記帳を行うとなるとかなりの負担になると思います。
私も開業以来自分で記帳していましたが、それはとてもストレスを感じるもので、ついつい「明日やろう」などと先延ばしにすることもしばしばでした。
ですから、そんなストレスを感じるくらいならと、今話題のクラウド会計を導入したのですが、これがあまりにも楽すぎて、「私は今まで何と無駄な時間を使っていたんだろう」と思うくらい、簡単で確実な帳簿付けが数分で出来てしまうんですから、こんなページを書きながらも、みなさんに見ていただいても仕方がないのではないかと疑問に思いつつ書いているのが本当のところです。

 

もし、今ご覧のみなさんで、私のように日々の帳簿付けにストレスを感じているんでしたら、ぜひ一度クラウド会計の導入を検討してみてはいかがでしょう。
今最も知られているこの二つがおすすめだと思いますので、まずは内容だけでも確認してみるのも帳簿管理を楽にする第一歩だと思いますよ。^^

 


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