今回は、弱電系統図を描こうと思いますが、その前に配線系統図で残っていたエアコン回路図を掲載しておきます。
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エアコン回路に関しては、全て専用回路ですから、各エアコンから1回路ずつ表示しているだけです。
電気工事を行っている方だったら「弱電」とは何か、解っていると思いますが、中には「弱電」と聞いても理解できない人もいると思います。
「弱電」とは、電気工事関連業者が良く使う俗称で、テレビ、電話、インターホンなど、微弱な電圧で使う電気機器を用いるものを言います。
この微弱な電気を略して「弱電」と読んでいるのです。
先にあげたもの以外にも、放送関係設備や火災報知機関連も「弱電」と呼ぶ場合があります。
今回は、一般住宅を想定しているので「弱電」は、テレビ、電話、インターホンを描いておきました。
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ご覧のように、テレビ、電話、インターホンの配線や配管系統を示しています。
図面上で「S5C-FB」と表示されているのがテレビの配線系統になります。
アンテナから1階のブースターボックスにS5C-FBを2本配線し、ブースターボックスから各テレビユニットに1本づつ配線します。
インターホンは「CPEV1.9-1P」と表示されています。
電話は、引込点から各受口を経由するように「PF16」で配管しています。
このほかに、光ケーブルなどを用いる場合は、別系統の配管が必要な場合もありますので配管系統や配管径などは、契約される光ケーブル会社などに問い合わせてください。
これで、簡単な電気図面の完成です。
いかがだったでしょうか。
私のサイトをご覧いただければ電気図面の大体の感じは、掴めていただけたと思いますので、後はみなさんが電気図面を作成していくだけですので誰が見ても解りやすい電気図面を作成してください。
もしかしたら・・・
あなたが描いた電気図面で、私が仕事をするかもしれませんので、そのとき「何じゃこら!」 ということの無いようにしてくださいね。