Jw_cadで描く電気設備系統図

電気の配置図が出来ましたが前項で書いたように、配置図作成までに施主や建築会社、設計事務所などさまざまな打合せを経て電気の配置図は完成するので、実際の建築現場で電気工事を行う上で、いかに事前打ち合わせが大切なのか理解できるでしょう。

 

こうして描きあげた電気設備の配置図を基に各回路の系統図の描き方を見てもらいたいと思います。

電気設備の系統図作成

電気図面の中では先の配置図も大切ですが、建築現場の電気工事において、これから描く配線系統図は最も重要な図面です。
建物全体の電気系統を現場で作業する電気工事士はもちろんこと、さぎょいう指示者や電気工事会社など全ての関係者に統一した認識を持たせる大切なものなので、綿密な容量計算や各相の振り分けなどを考慮して描かなくてはなりません。

 

でもここでは、Jw_cadを使っての系統図の作成方法を学ぶのが目的なので、容量計算や各相の振り分けなどあまり考えずに進めていきます。
それでは、前に作成した電気設備配置図を開いてください。
電気設備配置図

 

このまま、配線系統図を描いてもいいのですが、配線系統が重なって描きあがったときに見難い図面になってしまうので、各系統図ごとに描いていきます。

 

まず、照明回路を描いてみましょう。

 

一番簡単な描き方は、スイッチから直線で照明器具を結ぶ方法です。
操作手順をGIFアニメにまとめたものを見てください。
照明系統図(アニメ)

 

この方法は、最初の頃に紹介した直線を描くのと同じ方法なので今更解説する事もないと思います。

 

見ての通り、いつも見慣れた電気設備の叩き台となる図面です。
これで、照明器具のスイッチ系統が完成しましたので、次は回路系統図を描きます。

 

 

第二種電気工事士
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