基本的なスイッチ結線

電気工事の結線
電気工事の中で、ケーブル接続作業は、不可欠な作業であることは、電気工事士試験や実際の電気工事の中で、すでにお解かりだと思います。

 

いかに、きっちりした配線を行ってもケーブル接続作業で間違ったり接続漏れなどがあれば、その電気工事は未完成、不良工事となってしまいます。

 

当然のことながら、一部通電しないや短絡(ショート)などを引き起こし、思わぬ電気事故に至る場合もあるので、ケーブル接続作業は細心の注意を払って行わなくてはなりません。
でも、基本的な接続を覚え、それに見合った適切な工具や材料を使うだけだから、それさえ間違わなければ、問題ありません。

 

ケーブル接続作業の重要性をご理解いただいたところで、早速実際にケーブル接続作業を行ってみましょう。

片切りスイッチ結線

どの電気工事現場でも、一番多く行うスイッチ結線です。

 

片切りスイッチ結線図
片切りスイッチ結線複線図です。

 

結線解説

  1. AC100V電源のプラス側を片切りスイッチに入れる。
  2. AC100V電源のマイナス側を負荷(照明)に接続する。
  3. 負荷(照明)の片方を片切りスイッチに接続する。

これで、片切りスイッチの結線は終わりです。
下に実際の結線と、その動作状態を示したものを掲載していますのでご覧ください。

 

片切スイッチ結線完成写真です。

 

片切スイッチ結線動作確認GIFアニメです。

 

三路スイッチ結線

階段や廊下などによく用いられる結線です。

 

三路スイッチ結線図
三路スイッチ結線複線図です。

 

結線解説

  1. AC100V電源のプラス側を三路スイッチの片方に接続する。
  2. AC100V電源のマイナス側を負荷(照明)に接続する。
  3. 負荷(照明)の残りを三路スイッチの片方に接続する。
  4. 三路スイッチ間の渡り線を接続する。

これで三路スイッチ結線は終わりです。

 

片切スイッチ同様、
下に実際の結線と、その動作状態を示したものを掲載していますのでご覧ください。

 

三路スイッチ結線完成写真です。

 

三路スイッチ結線動作確認GIFアニメです。

 

この三路スイッチ結線で注意すべき点は、片方に電源のプラス側を接続し、もう片方に負荷を接続することです。
ここだけは、間違わないように!!

 

四路スイッチ結線

三階建て住宅や廊下に入り口が3箇所以上ある場合に行う結線です。
四路スイッチ結線複線図です。

 

結線解説
 基本的な結線は、三路スイッチ結線と同じです。
 三路スイッチ間に四路スイッチを入れることで、3箇所からのスイッチ操作が可能となります。
 四路スイッチを増やすことで、3箇所以上からのスイッチ操作も可能です。

 

 

片切りスイッチから四路スイッチ結線までご紹介しましたが、ご理解いただけましたか。

 

こちらで紹介しているスイッチ結線は、基本中の基本の結線ですから、しっかりと覚えておいてください。。。

 

電気工事には、必須の結線ですから・・・と、この後の文章に続いていたのですが、最近ちょくちょく両切スイッチの結線についての検索を見受けるようになりましたので、追記として、両切スイッチの基本知識と結線方法について紹介しておきますので参考にしてください。

 

両切スイッチの結線

両切スイッチ(D)は、その名の通り電源を両方ON、OFFするスイッチです。
通常の片切スイッチ(B)は、電源の非接地側しかON、OFFされていません。
それに引き換え両切スイッチは、非接地側も接地側も同時にON、OFFさせることで、より確実に電源を遮断することができるので、安全性が高まります。

 

両切スイッチ(D)の内部接点は、スイッチにも表示されている通りで、次のようになっています。
両切スイッチ(D)の内部接点解説図です。
片切スイッチ(B)と比較していただければ一目瞭然で、スイッチ接点が二つに分かれているので、L極、N極を同時に操作できることがお分かりいただけるでしょう。

 

この内部構造をふまえて簡単な結線を紹介しておきます。
両切スイッチ(D)複線図です。
もっとも簡単な使い方ですが、スイッチから負荷(ランプレセプタクル)までの電気の流れは、完全に遮断されていますので、浴室など結露や水滴が直接器具に侵入する危険があるところに使うと漏電事故を防ぐ効果も期待されます。

 

ここで紹介した基本中の基本の結線を発展させた、応用結線を下記ページにて紹介しています。

 

 

出来る限り、解りやすくなるように心掛けて、
単線図複線図スイッチボックス内接続図、そして、動作確認用GIFアニメ画像などを使って、視覚的に見られるようにしてあるので、参考にしてください。

 

現場の作業中でもすぐに確認できるので、日々の業務にも是非活用してください。

 

次は、ケーブル接続に使用する材料と工具についてお話いたします。