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4路(E)スイッチ結線
3階建て住宅の階段用や複数箇所からのスイッチ操作を可能にする4路(E)スイッチ結線を練習しましょう。
4路スイッチは3路スイッチの補助的なスイッチと考えると、その構造などを理解しやすいと思います。
使い方としては、3路スイッチの中間に配置し、3路スイッチの機能を補完するために用いるので、3階立て住宅などの階段では、1階部分と3階部分に3路スイッチを取付け、中間の2階部分に4路スイッチを配置すると、1,2,3,階それぞれから、同じ照明を操作することができるようになります。
このことから、廊下に面して3箇所以上入り口がある場合などにも応用することができ、より便利に使えるようになります。
4路スイッチは、電気工事士や電材店などでは、「Eスイッチ」と呼ばれることもありますが、現場で「Eスイッチ」と呼ばれることは少なく、ほとんどの電気工事士さんは、「4路」と呼びます。
それでは4路スイッチの使い方を単線図で確認してください。
私が昔勤めていた電気工事会社の新人さんの中に、この単線図を見たときに、
「3路スイッチは電線が3本だから3路で、4路スイッチは電線が4本だから4路なのですか」
という質問をしてきたこがありました。
あながち間違いではないのですが、正確な解答だとは言えません。
3路と4路に関しては、そのスイッチの特性を表した呼び名であって、電線数を表したものではないからです。
このことをふまえて、下の複線図をご覧ください。
こうして完成した4路スイッチの点滅状態が下のGIF写真アニメになります。
ご覧のように両サイドが3路スイッチで中央が4路スイッチになります。
どのスイッチからもランプレセプタクルを同じように操作することができるので、冒頭から紹介しているように3階建てなどの階段用スイッチなどに、広く活用されているのです。
むやみに用いるものではありませんが、適所に配置することで便利に使うことができるスイッチであることは、間違いないので必要なところで活用してみてください。