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冷媒管のフレア加工が終わり、冷媒への接続が終わった後に行うのが重要な「真空引き」です。
真空引きは、冷媒配管内に残っている空気や水分を取り除き、エアコンを正常に運転するために必要な作業です。
ここでは、真空ポンプやマニホールドの接続方法から、真空状態の確認方法まで、エアコンの真空引き(真空作業)の手順を詳しく解説します。
エアコン取付工事の中でも、省くことのできない大切な作業ですが、なぜ真空作業は必要なのでしょうか。
先に述べたように標準取付作業手順として指定されているのはもちろんですが、真空作業を行うことで接続した冷媒配管内の水分と空気を除去し、エアコンの心臓部であるコンプレッサーを守る意味があります。
この作業を怠ると、コンプレッサー不良の原因となる可能性が高くなります。
また、故障によるメーカーサービスの際、設置不良による保証対象外とされる場合もあり、設置者にその請求がなされることもあります。
真空引き(真空作業)に失敗しないため必要な工具について紹介します。
真空作業に必要な工具は、次の3点です。
上記の必要工具の確認は、エアコン取付に必要な工具のページで確認してください。
個人的には、エアコンの取付だけなら、真空ゲージをおすすめします。
デジタルなら、数値で確認できるので、僅かな漏れも見逃さないので、完璧な接続を約束できます。
エアコンのメンテをせず、取付だけなら、紹介したデジタルミニ真空ゲージキットがおすすめです。
真空引き(真空作業)を行うには、手順に沿った各機器を正確に接続することが大切です。
これから、真空引き(真空作業)を行うのに必要な各機器の接続方法から、最終的な確認の方法とポイントをご紹介するとともに、真空状態に問題がるときの対処法まで徹底解説します。
接続方法は、イラストで確認してください。
この画像は、ルームエアコンを例に接続図をJw_cadで描いたものです。
イラストでは、サービスポートの部分が分かりにくいので、写真を追加しましたので、ご覧ください。
チャージホースの接続は、赤丸で囲ったバルブにつなぎます。
バルブは、袋ナットで閉じられているので、スパナやモンキーレンチを使って取外してください。
接続方法は、画像のようにマニホールドを使用する場合は、
接続が完了したら真空ポンプを運転し、真空作業を開始します。
真空引き(真空作業)の手順を順を追ってご紹介します。
マイナス方向いっぱいにゲージが振れたら、とりあえず真空状態ですが、ここで真空ポンプの運転を止めず、そのまま運転を続けてください。
運転を続けることで、冷媒管内の水分が除去され完璧な真空状態を得ることができます。
この作業は、冷媒管の配管長にもよりますが、一般的に10分程度と考えてください。
真空状態到達から、約10分程度運転を継続した後、『Lo』 バルブを閉鎖し、真空ポンプの運転を止めてください。
この状態で、10分~15分放置します。
その後ゲージを確認し、値が変動していなければ、真空引き(真空作業)は完了です。
真空ポンプの運転停止後、放置しておいたマニホールドのゲージを確認します。
仮にゲージが戻っている場合は、配管接続に問題があり、密閉されていないということです。
解決方法は、接続部分の確認を行い、問題のある箇所をやり直し、もう一度真空引き(真空作業)を行ってください。
再度真空引き(真空作業)を行い、問題なければそのまま次の作業に移ります。
もし問題がある場合は、もう一度確認と問題箇所の改修を行って、今一度真空引き(真空作業)を行います。
真空引き(真空作業)には、機械保護の観点と接続確認という重要な目的があります。
真空引き(真空作業)をしっかり行うことで機械トラブルを未然に防ぐこともでますし、仮に他の原因でメーカーサービスを利用した際にも設置不良ということにならず、保証が適用されるので、トラブルになることもありません。
真空引き(真空作業)の確認は10~15分放置してから行うのが大切です。
真空ポンプの運転停止直後は、完璧な真空状態であっても、放置することで、僅かな漏れであってもゲージが変化し、冷媒ガス開放前にガス漏れを確認することができます。
この確認を怠ると、徐々に冷媒ガスが抜け、最終的に冷暖房が効かなくなる可能性が高いので、十分注意してください。
真空引き(真空作業)を手順通りに行い、しっかり確認すれば、仮に問題があったとしても、その場で改修すればいいだけの話です。
まあ、普通に手順を守って作業すれば、エアコンは問題なく設置できるということです。
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