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電気工事では、さまざまな建物や工法に対応して、最善の施工方法や材料を選択して、完璧なものを造り上げなくてはなりません。
そのために、いかに過酷な状況下でも工期を守り、さまざまな材料や工具を駆使して、短時間で施工することが求められます。
電気工事で最初に現場に係わるのが、基礎段階での接地工事や地中埋設管工事で、その後建物内の埋設管敷設工事を行うことになります。
この埋設配管敷設作業は、大きく分けて2工程に分かれます。
この2工程を繰り返すことで、大きな建物も徐々に階層を重ね、完成していくのです。
いかに高層ビルやマンションといっても、行う作業に変りはなく、今日もどこかで電気工事士がこれらの作業を行っていると思います。
こちらでは『建込み配管』について施工方法、材料、工具等をご紹介いたします。
基礎の掘削工事などの段階で行う、接地工事や地中埋設管敷設工事を経て、その後、建物本体の工事に進んだ段階で行うのが
『建込み配管工事』です。
建込み配管は、壁部分の配筋作業が終わった段階で行います。
その主たる目的は、壁部分に設置する
スイッチ、コンセント、インターホン等々、さまざまな、機器を取付けるためのものです。
建込み配管のイメージ図をご覧いただいて分かると思いますが、壁配筋にヨンヨンボックスを固定し、そこから配筋上部に向かって埋設配管を敷設します。
※ヨンヨン(4×4)ボックスは、中型四角アウトレットボックスのことです。
建込み配管は、内筋と外筋の間に通し、結束線で固定するのですが、埋設ボックスを設置する前に、レーザー墨出し器などを使って基準レベルを出しておくことをお薦めします。
コンクリート打設では、かなりの圧力が掛かりますが、コンクリートを隅々までいきわたらせるために、バイブレーターを使ってさらに送り込むので、何も支持しない状態だとCD管やPF管が流されて、余計な曲がりが生じたり、
最悪、配管がつぶれて通線できなくなることも考えられるので、そうならないように結束線で鉄筋に支持しておきます。
その時に便利なのが、配筋工事で使っている『ハッカー』です。
RC造の現場で電気工事を行っている方にはお馴染みのものでしょう。
鉄筋屋が配筋するときに鉄筋を結束するのに使用する工具です。
最近では、充電式の結束工具を使っているのをよく見かけますが、電気工事では、そこまでの工具は必要ないので、『ハッカー』を一つ持っておけば、十分です。
結束線に関しては、電設資材にもありますが、近くの建築金物店で購入することができるので、現場に必要な分だけ購入すればいいです。
立上げ配管の支持のほかに、ヨンヨンボックスを固定するのに使う、『スタットバー』を固定するときにも使うので一つの現場を完成させるまでには、かなりの数の結束線が必要となってきます。
しかし、一度に沢山購入すると雨や湿度などの影響で、錆付いて使いものにならなくなることもあるので、必要な分をその都度購入することをおすすめします。
スイッチやコンセントボックスを所定の位置に配置するのに使うのが、スタットバーで、
鉄筋に突き出た軟鉄を巻きつけ、それを結束線で固定して、設置ヶ所に敷設します。
ヨンヨンボックスなどを固定するのには、とっても便利な部材です。
使い方は、下の画像を参考にしてください。
紹介しているものは、3分のスタット付で、建込み配管後に3分ボルトでの引き付も簡単にできるので、RC打ちっぱなしの現場では、打込みボックスがきれいに出てきます。
埋設ボックスを設置するときは、仮枠の中に収まるようにしなくてはなりません。
もし、極端に飛び出していると、仮枠職人が足で押し込んだりして設置位置が深くなって、仮枠解体後に見つからなくなることもあるので、
設置する深さには注意が必要です。
3分ボルトで引き付ける方法のほかに、埋設ボックスをガムテープ等で塞ぎ、そのまま敷設する方法もあります。
但しこの方法の場合、コンクリート打設時にボックス内へのコンクリート浸入が懸念されるのでヌリシロカバーなどの開口部を完璧に塞ぐ必要があります。
埋設ボックス設置には、壁仕上がりを計算して、あまり深くならないように設置しなくてはなりません。
安易にボックスを設置すると隠れてしまったボックスが見つからないことも考えられるので、注意が必要です。
ボックス設置の目安は、鉄筋についている鉄筋スペーサー(ドーナツ)を参考にしてください。
通常、鉄筋スペーサーの大きさが、仮枠との隙間になるように配筋されているので、鉄筋スペーサーの大きさと同じ深さでボックスを設置すれば、仮枠解体後、簡単にボックスを見つけることができます。
鉄筋スペーサー(ドーナツ)は、こんなものです。
ボックス設置イメージは、画像のような感じです。
ボックス設置深さは、スタットバーで調整して、若干鉄筋スペーサーより控えて設置するのがコツです。
簡単なボックス設置方法ですが、設置深さを間違うと、本当にボックスが見つからないことになってしまうので、十分注意してください。
建込み配管は、壁に設置する電気機器の取付を行うのが目的なので、高さや寄りなど施工図に示されている位置に正確に設置しなくてはなりません。
そして、立ち上げた配管は、次のスラブ配管と繋ぐことになるので、その繋ぎ込みが可能な状態にしておかなくてはなりません。
建て込み配管の大まかな流れはこんな感じです。
最終的に壁から立ち上げる配管の配管の先端部は、異物の浸入を防ぐため、ガムテープなどで塞ぐようにしてください。
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埋設配管敷設作業 【スラブ配管】
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