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電磁開閉器とタイムスイッチの結線
タイムスイッチと電磁開閉器を組み合わせることで、無人の自動工作機械などを決められた時間に稼動させたりする事ができるようになるので、従業員が出社する前から、工場を稼働させることができるようにすることもできるので、一部部品メーカーなどで使われているものです。
これも、専用の制御盤の中に組み込まれてるのが一般的で、私たち電気工事が触れることは少ないかもしれません。
電磁開閉器とタイムスイッチの併用結線は、既に紹介していますが、このページでは違うタイムスイッチを紹介して、端子台も拡大表示するなど、より詳しくしょうかいしています。
冒頭でも紹介しましたが、電磁開閉器とタイムスイッチの結線は、そのほかの制御を稼動させるための元となることが多い結線なので、この結線を覚えておくことで、そのほかのものにも応用できるようになるので、ぜひ覚えほしい結線です。
このページも展開結線図と実際のタイムスイッチと端子台を掲載して解りやすく紹介してあるので、そのまま活用してもいいようにしておきますので、現場の電気工事に活してください。
それでは、展開結線図からご覧ください。
展開結線図も一部イラストに変更してありますが、メーカーの取扱説明書などによく記載されてるものと、ほぼ同じものです。
この展開結線図を見れば電気工事士さんなら、どのように結線をすればいいのか解ると思いますが、中には初めて電磁開閉器の結線を行う方もいるでしょうから、実際の結線を描いたものを掲載しておきますので、それも参考にしてもらえばと思います。
ご覧のようにタイムスイッチ1台と電磁開閉器を繋いだ、結線をイラスト状態で掲載してあるので、現場でスマホで確認しながら結線できると思うので、電気工事の現場でも活してもらえると思います。
この結線に関しては、タイムスイッチをデーライト(EE)スイッチに変更して、自動点滅器との併用に変更することもできるので、より実践的な使い方ができる結線だと思います。
また、タイムスイッチとデーライト(EE)スイッチの両方を使う事もできるので、より細かな制御も可能になります。
このように一つの結線を覚えることで違った使い方も出来るようになるので、存分に活用してもらえるように、このページをブックマークして現場で活用してください。
今回、紹介した電磁開閉器も『電磁開閉器のON、OFF押釦併用結線』で紹介した電磁開閉器を想定したものです。
また、タイムスイッチに関しては、このタイムスイッチを想定して書いたものです。
このタイムスイッチは、パナソニック(Panasonic) TB15Kシリーズ タイムスイッチで、私がよく使っているものです。
盤内などに設置するのも簡単だし、何より細かな時間設定ができるので、お客さんからも好評なタイムスイッチです。
時間設定も、時計の周りの爪を倒したり起したりするだけなのでとても簡単です。
それにクオーツ時計内臓だから時刻も比較的正確だしいいものだと思うのに、それほど価格的にも高い物ではないので、おすすめです。
因みに、製品は違いますが端子の配置を確認するのに、デーライト(EE)スイッチの端子台を拡大した画像を掲載しておいたので、確認してください。
見て解るように、デーライト(EE)スイッチの接続端子台もタイムスイッチの結線図と同じで、接続端子の数は1~4までなので、基本の結線は同じですが、使用目的が違うので、使う場所やシュチエーションを考えて使ってください。
ここで紹介した端子台は、デーライト(EE)スイッチ10A用ですが、現在生産終了していて電材店ルートには乗っていません。
でもネットで検索すれば、10Aや6Aの同等品はまだ見つかるようです。
最後に、操作電源を別にする場合の結線を紹介しておきます。
操作電源を別に取る場合も基本的な結線は変りません。
ただ一つ大きく違うところは、電磁開閉器の一次側からタイムスイッチへ配線されていた電源が無くなる事です。
操作電源を別にする場合、電磁開閉器の操作回路が100V対応であれば、操作電源のみ100Vにしてもかまいませんし、そのまま単相200Vでもかまいません。
但し配線を変更する場合は、サーマルリレーを正しく動作させるため、適切なケーブルを使用するようにしてください。
不適合のケーブルを使用すると、サーマルリレーが正しく作動しないことがあり、許容電流値を超えてモーターが運転を続けてしまうなど、事故の原因ともなりかねないので、十分注意してください。
適応ケーブルの選定に関しては、各メーカーの参考資料などを参照して確認してください。
因みに、三菱電機の電磁開閉器技術資料は、
こちら⇒⇒⇒電磁開閉器技術資料