電気工事士として知っておかなくてはならない、基本的な結線を勉強しましょう。
このページでは、中でも基本中の基本の片切スイッチ結線を解説しています。
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パイロットの同時点滅結線
このページでは、パイロットランプと片切スイッチを使ったパイロットランプと照明器具を同時に点滅させる結線を紹介します。
パイロットランプ同時点滅結線は、常時点灯よりも実用的な結線なので、活用範囲もより拡がるので、日々の電気工事の現場で用いるとも多いと思います。
一般的には、換気扇などの運転状況の確認が困難な場合などに用いられることの多い結線です。
また倉庫などの閉め切った空間での照明の消し忘れ防止などに用いられることもあります。
パイロットランプと照明を同時点滅させるためには、電気の流れが照明回路と同じだということです。
とここまで書けば、もう解った方も多いのではないかと思いますので、早速単線図で確認してください。
単線図だけを見れば、常時点灯のものと変わらないので、ジョイント部分の結線方法も同じだということです。
それでは、なぜ同時点滅にすることができるのでしょうか?
その答えを、複線図で読み解いてください。
こうして完成した片切スイッチとパイロットランプの点滅状態が下のGIFアニメになります。
パイロットランプと片切スイッチを併用した結線ですが、前のページで紹介した常時点灯状態と違って照明やその他の機器と連動してパイロットランプが点滅することで、接続機器の運転状況や照明の消し忘れ防止などの効果が期待できます。
この結線は、冒頭で紹介したパイロットランプ付きスイッチの内部結線の基本となるものなので、この結線で得られる動作は、パイロットランプ付きスイッチと同じです。