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RC造のスラブとは、建物の床面に当たる部分のことで、仮枠大工が壁に続いて施工し、その後スラブ筋の配筋が終わった段階で行うのが電気工事の『スラブ配管』です。
その前に“スラブ”とは、何なのか簡単に説明しておきましょう。
RC造の建物での電気工事を行ったことがある方はご存知でしょうが、“スラブ”とは、簡単に言ってしまえば、各階の床部分のことです。
この記事で知ることができるのは、スラブ配管の施工法から施工時に便利な工具、必要な材料等です。
スラブ配管を行うのは、仮枠大工、鉄筋屋が終わってからになり、電気、水道、ガスの各設備関連業者が一緒に施工するのが一般的で、
数日以内にコンクリート打設が迫った段階なので、段取りよく作業を進めなくては、間に合わないので、事前の準備が大切です。
またスラブ配管を行う現場は、鉄筋が張り巡らされてあるので、足元が悪く躓き転倒等の事故が起きやすい環境なので、
作業に適した服装と脱げにくい安全靴を履くことが大事です。
時間的制約が厳しい中での作業なので、各御者が殺気立っていて、ちょっとした出来事でも揉め事に発展しかねないので、お互いの動きを予測して、互いに邪魔にならないように作業することが大切です。
スラブは、各階の床部分のことですが、下階から見れば天井部分になるので、スラブ配管では下階の天井面の電気設備の配管を行います。
そのために、下階の照明位置や天井面に取付ける他の機器関連の位置などを先に出しておく必要があります。
◆スラブ配管の作業手順
ごく簡単に手順を紹介するとこんな流れです。
まずは、簡単なスラブ配管のイメージ図をご覧ください。

実に簡単なイメージ図ですが、基本的に八角ボックスから各機器への配管を行います。
八角ボックスは、照明、火報スポット、等天井面に取付ける位置に敷設するのに使うボックスで、取付け機器に応じた塗シロカバーとセットで施工します。
イメージ画像として未来工業の八角コンクリートボックス 鉄製をご紹介しました。
八角ボックスを型枠に固定するのには、丸釘を使います。
電気工事士なら、ビス止めの方が強固に固定できると思うでしょうが、
ビス止めは確かに強固に固定できますが、それだけに型枠を解体するときに簡単に抜けず、型枠を損傷してしまうので、次の階へ持ち上げることができなくなるので、型枠大工が烈火のごとく怒るので、現場の約束事として、仮枠への固定は丸釘を使うということが暗黙の了解となっています。
八角ボックスの固定は、耳の部分に固定用のノック穴があるので、そこに丸釘を打込んで固定します。
言葉では簡単ですが、スラブ配管イメージ図でも分かるように、八角ボックスを敷設するのはスラブ筋の間なので、そのスペースは狭くハンマーでの打込みは、かなり困難です。
そこで使うと便利なのがこれです。
先端部がマグネットになっていて、丸釘を付けた状態で打込み位置にセットできて、後はハンマーで叩くだけなので狭いスラブ筋の間でも楽に打込めて現場で重宝しています。
他の業者との兼ね合いも考えて、暗黙の了解となっていることは、尊重して無用な軋轢を起こさないように現場を進めることが、電気工事をスムーズに進めることにつながります。
八角ボックスは、基本的に同一回路の照明やコンセントのハブ的な位置付けで使うものですが、別回路の照明やコンセントも八角ボックスを経由して配管することも多く、八角ボックスは中継ボックスやジョイントボックスとしても用います。
このほかに、エアコン等の大容量専用回路は、分電盤や配電盤などの取付位置から直接各機器へ配管することもありますが、八角ボックスをを通過させる場合も少なくありません。
回路別の元となすケーブルを一括で一本の配管で通す時等には八角ボックスをハブとして使うことで入線作業の効率を上げることができるので、スラブ配管時に八角ボックスの有効活用を考えて配管します。
配管系統に関しては、図面の指示が最優先なので、逸脱しないことが何より大切です。
一般の照明やコンセント回路の配管は、八角ボックスに必要な数のCD管やPF管用のコネクターを取り付けてから、下階の照明取付位置に固定し、その後、埋設配管の敷設を行い配管材を鉄筋に結束線で固定します。
建込み配管で立ち上げた配管材は、カップリングを使って繋ぎ、最終的に八角ボックスに繋いだり直接分電盤等のところへ持っていったりします。
全ての配管を上下のスラブ筋の間を通して、要所要所を結束線で支持しておきます。
建込み配管で立ち上げた配管をスラブに取り込むときは、曲げ部分がスラブの型枠に接触しないように注意します。
内装仕上げが、石膏ボードなどを使って行われる場合は、さほど支障はありませんが、RC打ちっぱなしの場合は、埋設管が露出して手直し対象となります。
このように埋設配管材敷設時は、コンクリート打設後の作業の流れや最終的な仕上げをイメージして適切な施工方法で行うことが求められます。
スラブ配管は、建込み配管とスラブ上で行う配管を統合し、一つの電気回路として機能させるための配管作業で、
建込みとスラブ配管を合わせて始めて機能するものなので、双方の配管作業で手落ちの無いようにしなくてはならないのは言うまでもありません。
建込み後のスラブ配管の流れ
大まかな流れは、このような流れです。
スラブ上で八角ボックスやエンドカバー等を打込むには、丸釘を使うのは暗黙の了解である。
このように現場にある暗黙の了解の部分は、施工時に思い起こしてください。
忘れると、型枠大工から嫌がらせをされる可能性もあるので、注意してください。
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