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これまでに金属電線管の曲げ加工について、ハイヒッキーや一発ベンダーを使った曲げ加工についてご紹介してきましたが、
出来上がった加工済みの電線管を生かすも殺すも、ここからの支持に掛かっています。
電気工事の現場で役立つ曲げ加工についてもっと詳しく知りたい方には、
『百万人の電気工事』お薦めいたします。
この本は、電気工事を行うための基本的な作業手順や施行方法が詳しく書かれているので、金属電線管工事だけでなく他の作業についても簡単に理解できる電気工事のバイブルのような一冊です。
曲げ加工などが終わった金属電線管の支持方法についてご紹介させていただきますが、
支持のやり方も現場の状況によって、使用する材料も支持方法も変ってきます。
建物の壁面に施す配管なので、電気的に安全な施行を行うのは言までもなく金属電線管の施行は、見た目も重要な要素となってきますので、
電気工事士に求められるのは、単に電気的な安全性だけでなく、建物の美観にも配慮した適切な施行も重要だということです。
壁面への金属電線管の支持としては、基本的にサドルベースと両サドルによる支持方法とハンガーレールとハンガーサドルを用いた方法の2種類が、代表的な方法でしょう。
その中のサドルベースと両サドルを使った支持方法についてご紹介させていただきます。
使用材料は、下記画像をご覧ください。
<施行手順>
※この際、レーザー墨だし器があると便利です。
両サドルで電線管を支持する時は、サドルベースを使うのが一般的ですが、
他に片サドルを使う方法もあります。
こちらは、サドルベースを使わず、直接建物の支持するのがことの多い方法ですので、あくまで簡易的な方法だと考えてください。
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①これが実物の写真です。 |
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② |
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手順6の両(Ω)サドルの取付の様子です。 |
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③ 取付完了後の完成写真。 |
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電線管の支持間隔は、
直線上は2m以内とし、状況に応じて間隔を調整する。
ボックスやユニバーサル取付部分については、300㎜以内で支持する。
サドルベースと両 (Ω) サドルを使った金属電線管の支持方法について紹介しましたが、この方法での電線管支持は単独配管やスイッチ、コンセントへの配管など、少ない配管本数のときに多く用いる方法です。
ハンガーレールを用いた電線管の壁面支持方法は、同一経路に複数の配管を敷設するときに用いる方法です。
またこの方を利用して幹線ケーブルの支持などにも応用できるので、用途はかなり拡がります。
基本的な支持方法は同じで、電線管とケーブル支持の違いは、支持用サドルの違いだけです。
電気工事士の間ではハンガーレールと呼ばれていますが、
正式には、『パイプハンガー』と言います。
ここで紹介するのは、下の図のようなものですが、同様のものとしてダクトハンガーなどもあります。
どちらを使用するにしても、施工方法は、ほとんど同じなので、ダクトハンガーの施工方法は省略します。
ご覧のように、ハンガーレールには、高さ25㎜のものと40㎜のものがあるので、使用する現場の状況を考慮して適時選択してください。
ハンガーレールを使った電線管の支持方法は、電気工事士が一番多く用いる施工方法で、この方法をご紹介いたします。
※この際、ハンガーレールの天場に罫書くこと!
※アンカー打込み位置も一緒に罫書く。

ハンガーレール取付のイメージは、こんな感じです。
このようにハンガーレールを電線管支持点各所に取付け、ハンガーサドルで電線管を支持します。
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①PC-19ハンガーサドルセット |
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ハンガーサドルは、左右で一対で、 |
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② |
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ハンガーサドルをハンガーレールに取付けるときは、 |
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③ |
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左右入れ終わったら、付属のビスで締付ける。 |
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④ |
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ショートタイプラチェットレンチなどを用いて |
電線管支持作業終了後が下の写真です。
電線管を締付けるときは、水平器などを使って、真っ直ぐになるように注意してください。
水平、垂直がくるっていると、複数の電線管を並べて施工した際に、間隔がおかしくなり、手直しの対象となります。
このハンガーサドルのボルト締めには、この『ショートタイプラチェット』が便利です。
以上が、壁面に電線管を支持する方法です。
金属電線管を配管するときの基本は、水平、垂直であることです。
ご紹介いたしました、2種類の支持方法でもこの基本は変わりませんので、
支持金具取付けの際は、水平、垂直をしっかり確認して施工してください。
壁面への支持は、壁の材質で取付方法が違います。
このように壁の材質ごとに取付方が違うので、材質をしっかり見極めて適切に施工してください。
壁面に敷設するものなので、少し斜めになったり、配管間隔が違うだけでも気になるもので、
手直し対象となるので、支持金具を壁面に取付けるところから注意が必要ですし、
ハンガーレールやダクターに金属管を取付ける際には、
配管間隔を揃える必要があるので、寸法確認が不可欠です。
ハンガーサドルやダクターサドルの間隔が同じなら、基準となる当て木等を使うと作業効率が上がります。
複数人で作業するときも同じ当て木を使えば、全て同じ間隔で施工できるので、手直し対象となることを防ぐことができるので、お薦めです。
私の場合、寸三(約39mm)を当て木代わりに使って間隔を揃えています。
寸三(約39mm)の寸法なら、後からハンガーサドルを取付けるときも簡単に施工できるので便利です。
それに寸三なら現場調達も簡単なので、断然お薦めです。
ここで紹介した物のほかにも、いろいろな部材があるので、現場に合わせてチョイスしてください。
これらの部材関連のメーカー、南電機株式会社のホームページを紹介しておきます。
多くがネグロ電工の製品としてカタログに掲載されているものですし、施工方法も図解されているので参考になります。
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金属電線管の中空支持方法
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実践電気工事 (配線と配管)
電気工事に使う工具をお探しなら下記サイトをご覧ください。
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