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金属電線管の支持方法(3)中空編

ハンガーレールを用いた電線管の支持方法(中空編)

金属電線管の支持方法についてお話していますが、
最初に紹介した両サドル(Ω)を用いた支持方法や
ハンガーレールを利用した、壁面への支持方法はご理解いただけましたか?

 

出来る限り、解説図や写真などを交えて、
解りやすく解説したつもりですので、
日々電気工事をなさっておられるみなさんなら、
きっと、ご理解いただけているものと思います。

 

さて、今回は、ハンガーレールを使った、
中空での電線管の支持方法の紹介です。
こちらの方法も、実際の電気工事の現場では、
一般的な方法ですから、しっかりご覧いただき、
明日からのみなさんの電気工事に活用してくださいね(^_-)-☆

中空における電線管の支持方法

 

電気工事のみならず、空調工事などでも用いられるハンガーレールですから
電気工事士のみなさんなら、すでにご存知のものだと思いますが、
もし、ご存知ない方がいらっしゃいましたら、
前回の『金属電線管の支持方法(2)壁面編』でご確認ください。

 

前回は、ハンガーレールを用いた壁面への支持方法をご紹介しましたが、
今回は、その応用編ともいえる、中空での電線管の支持方法です。

 

基本的に使用する材料は、前回の壁面支持のときとほぼ同じですから、
新たに、用意するものはさほどありません。

 

ただ、それぞれの材料の使用方法が違いますので、
ここで、ご紹介いたします。

 

<使用材料>

  • ハンガーレール
  • 3分寸切りボルト
  • 3分ナット、ワッシャー
  • PSプレート
  • PSナット
  • ハンガーサドル

 

<施行手順>

  1. 配管経路の確認を行い、全体の寸法をだす。
  2. レーザー墨だし器や水糸などを用いて、直線をだす。
  3. 吊りボルト位置を罫書く。
  4. 建物に3分アンカー打込用の下穴を空ける。
  5. アンカーを打込み、吊りボルトをセットする。
  6. 吊りボルトにハンガーレールを取り付ける。
  7. 電線管を持ち、ハンガーサドルで支持する。

 

ハンガーレール

 

ハンガーレール取付のイメージとしては、こんな感じです。

 

ハンガーレールのセットが終わったら、
ハンガーレール上に電線管を置き、ハンガーサドルで固定します。

 

ハンガーサドルを用いてハンガーレールに電線管を固定する方法は、
前回の『金属電線管の支持方法(2)壁面編』を参照してください。

 

今回の中空での電線管支持方法で用いたPSナットは
照明器具の固定や、埋込みや天井吊りエアコンなどの取付時にも活用できるので
是非、覚えておいてください。

 

このPSナットは、電気工事士の間では、菱ナットと呼ばれることが多く
PSナットと呼ぶ人は少ないようですので、
電材店などで注文する際も、菱ナットで大丈夫だと思います。

 

実際、私も注文する際は、菱ナットと注文し、
間違いなく届きますので、問題ありませんよ^^

 

ハンガーレールを用いた電線管支持方法は、
CVケーブルやSVケーブルなどの支持にも応用できますので
パイプシャフトなどの立上げ、引下げなどの際にも活用してください。

 

それには、専用の支持金具が必要ですから、
それらの部材は、メーカーサイトなどで確認して、
適切なものを使用するようにしてください。

 

 

これらの部材関連のメーカー、
南電機株式会社の関連ページを紹介しておきますので、ご覧ください。

 

南電機株式会社

(PDF)

 

施工方法なんかも、図解されているので参考になると思いますよ^^

 

 

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