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電気工事の現場でよく見かける中空での金属電線管の支持方法についてですが、大きく分けて
単独配管と複数配管に分けられます。
そのほかに、二重天上内等での全ネジ(寸切り)ボルトに支持する方法もございますので、
こちらも材料等をご紹介しておきますので、施工状況に応じて活用してください。
電気工事のみならず、空調工事などでも用いられるハンガーレールなので、電気工事士なら既に使用方法や材料もご存知でしょう。
詳しくは、『金属電線管 2種類の壁面支持方法を徹底解説!』でご確認ください。
基本的に使用する材料は、壁面支持のときとほぼ同じなので、新たに用意するものはさほどありませんが、
それぞれの材料の使用方法が若干違います。
因みに、ご紹介しているハンガーレールは、パイプハンガーと呼ばれることもありますが、電気工事士間でよく使われているハンガーレールとしてご紹介しています。
また、ハンガーレールのほかにダクトハンガーも同じように使用しますが、若干形状が違いますので、詳細図でご紹介いたします。
| ハンガーレール | ダクトハンガー |
|---|---|
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ご覧のように若干形状が違うので、使用する関連部材もそれに見合ったものを選ぶ必要があるので、ご注意ください。
ほとんど壁面支持で使ったものと同じですが、唯一違うのが『PSナット』です。
PSナットは、電気工事士の中で「菱ナット」と呼ばれることもあるので、現場用語として覚えておくと作業がスムーズになります。
全ネジボルトとハンガーレールを使った中空支持の施工はこの手順で行い、
施工後のイメージを解説図にしてみました。
ハンガーレールのセットが終わったら、ハンガーレール上に電線管を置き、ハンガーサドルで固定します。
ハンガーサドルを用いてハンガーレールに電線管を固定する方法は、
『ハンガーレールとハンガーサドル』を参照してください。
電気工事で金属電線管を用いた配管支持の中でよく使われるのが、スラブやデッキから全ネジ(寸切り)ボルトにハンガーレールを取付けて、電線管を複数並べて配管する方法ですが、その使い方には、大別して2種類の方法があります。
どちらも結果的には同じような仕上がりになるのですが、施工手順や効率の点で若干の違いがございますので、そのあたりを詳しくご紹介します。
そのほかに、単独配管に使う材料や二重天井内で全ネジ(寸切り)ボルトに直接支持する方法と材料もご紹介いたします。
スラブやデッキから全ネジ(寸切り)ボルトを下し、ハンガーレールやダクトハンガーを用いて配管を支持するには、先にご紹介した材料が必要になります。
こちらではPSナット(菱ナット)を使う施工法とPSナット(菱ナット)を使わない施工法をご紹介しますので、
今一度、使用材料を確認しておきます。
ハンガーレールを使用する場合は、この材料でいいのですが、ダクトハンガーを使うときは、ハンガーサドルをダクトクリップにしてください。
実際の材料写真でご確認ください。
このほかにハンガーレールもしくはダクトハンガーが必要ですのでお忘れなく。
ご紹介した材料を使ってハンガーレールに取付ける時の様子をご覧ください。
ご覧のような順番で組んでいきます。
左から、PSナット⇒PSプレート⇒ワッシャ⇒ナットの順番です。
ハンガーレール一本に対して二組必要なので、電線管支持箇所が10箇所であれば20組必要になるので必要な材料は、あらかじめ図面上で計算して注文するようにしてください。
完成するとこうなります。
支持する電線管の本数に応じて、ハンガーレールの長さを調整すれば複数の電線管を支持することができます。
PSナットを用いた支持方法を紹介しましたが、実際の電気工事の現場では、これから紹介する方法もよく使われるのでご覧ください。
使用する材料は、ほとんど同じなのですが、PSナット(菱ナット)だけがありません。
施工前にハンガーレールを必要な寸法に切断し、ハンガーレールに寸切りボルトを通す12mmの穴を開けておきます。
この際、PSプレートがハンガーレールの端に揃うようにしてください。
こうして、設置したハンガーレールに電線管を支持すれば完成です。
写真でもお分かりのように、ハンガーレールを貫通して挟み込むようにナット、ワッシャで固定されています。
この方法を用いた実際の現場での施工例を掲載しておきますので参考にしてください。
(某公共施設機械室内)
この方法は電線管の支持だけでなく、ケーブルラックの吊り込みにも応用できるので、多くの現場で行われている方法で、
この方法なら、多くの電線管を同じルートに収めることも可能です。
例えば、300mm角のプールボックスにEまたはC25の電線管を10本接続しようとするとき、
横並べで、300mm角のプールボックスに10本の電線管を接続することは無理ですが、
そんなとき、貫通部分の寸切りボルトを長くしてハンガーレールを二段にすれば、300mm角のプールボックスに接続することができます。
その応用例が図のような感じです。
この方法は、壁での支持にも応用できるので、機械室等で配管本数が多く、なおかつ配管スペースが限られている場合等に活用することができますので、現場の状況に応じて活用してください。
これは、中空での配管支持とはちょっと違いますが、スラブ配管のエンドカバーから二重天井内を配管するときに有効な方法でなおかつ簡易的で施工が楽なとても有効な方法です。
中空に単独の配管を施すときには、一本吊りという施工方法が簡単で有効な手段ですので、こちらも合わせてご紹介させていただきますので、現場状況に応じて、適切な施工方法を選んでください。
| 吊りボルト・丸鋼用管支持金具 | 施工例 |
|---|---|
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一本吊りの施工方法をカタログから抜粋しておきました。
施工例のイラストのように全ネジ(寸切り)ボルトに吊り金具を取付け、電線管を蝶ネジで締め付けて取付ける方法なので、単独配管にはコスト的にも優れた方法ですが、
デメリットとして、振れ留めを施さないとものがあたる等すると、大きく揺れるリスクがあるので、配管接続部等に大きな負荷が掛かって、破断するリスクがあります。
それを防ぐためには、振れ留めが最も有効ですが、コストと手間がかかるので、民間のではそこまですることは、あまりありません。
二重天井内に配管を施すときに有効な方法を二つご紹介いたします。
使用材料は次の二種類です。
| 吊りボルト・丸鋼用管支持金具 | 施工例 |
|---|---|
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これは、軽天用等既存の全ネジボルトを利用するのに便利なクリップ型の配管支持材ですので、コスト面と施工性に優れているので、狭いところや時間的制約があるときなどに役立つ施工方法です。
取付けは、くぼみに配管をセットして、上下を指で絞って、全ネジ(寸切り)ボルトにセットすれば完了です。
簡易性と施工性に優れた部材ですので、有効活用することで、作業時間の短縮とコストカットの両面に優れていますので、現場でよく見かける施工法です。
先にご紹介したクリップ式金具とは違いますが、こちら施工性に優れた支持金具です。
ネジで電線管を固定するので、より確実に配管を支持することができます。
| 吊りボルト・丸鋼用管支持金具 | 施工例 |
|---|---|
![]() |
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この手順で確実に全ネジ(寸切り)ボルトに固定できますし、高さ調整も比較的簡単にできるので、多少配管経路が変わっても素早く対応することができます。
コスト的には、クリップ式と比較するとかなり高くなるので、コスト重視の民間の建物では、コストを捻出することが難しいかもしれませんので、
見積もり段階で、見当が必要でしょう。
電気室や機械室のように天井がスケルトン仕様のところで多く見掛ける施工方法ですので、
かなりシビアに見た目を重視した施工が求められます。
◆施工時の注意点
中空での配管支持は、受け金具の設置段階の正確さで、ほぼ仕上がりが決まるので、電線管を乗せるまでが勝負です。
それぞれの方法で扱う材料の特性や施工条件を考慮して、適切な施工方法を選択することで、施工性と仕上がり精度の向上、そして、コスト的にも優れたものにすることができます。
PSナット(菱ナット)は、照明器具の取付けや天埋エアコンの吊り込み等にも利用されるので用途はかなり広く、電気工事でも頻繁に用いるものの一つです。
これらの部材関連のメーカー、南電機株式会社の関連ページを紹介しておきますのでご覧ください。
施工方法等も、図解されているので参考になります。
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