電圧降下の計算に(電圧降下君)

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電圧降下の計算を簡単に(電圧降下君)
電気工事の設計や現場作業の中でも電圧降下の計算は、比較的よく行う計算だと思いますが、一々計算するのは、面倒なものです。

 

計算が終わったら今度は、電圧降下を考慮して、それに見合ったケーブルの選定をしなくてはなりませんが、これも、CV、CVT、SV・・・などいろいろなケーブルの中から選び、何 sq のケーブルにするか考えるだけでも大変です。

 

そんなときに便利な電圧降下の計算やケーブルの選定が馬鹿みたいに簡単に出来るソフトウェアを紹介しておきます。

電圧降下を簡単に計算するソフト

電気工事では、配線するケーブルの種類や距離によって電圧降下が起こることは、避けられません。

 

ケーブルが細く距離が長いほど末端での電圧降下率は、高くなり、太く、短いほど、電圧降下率が低くなるのは、ご存知の通りです。

 

だからと言って、必要以上に大きなケーブルを使うこともコスト面で出来ないし、仮に使えたとしても無駄な経費になるので、限られた工事費用の中では、事実上無理な話なので、厳密に電圧降下を計算して最適なケーブルを選択しなくてはなりません。

 

でも、電圧降下の計算も結構面倒なものです。

 

しかし、電圧降下の計算をしっかり行わないと思わぬケーブルの発熱や発火などの事故原因となる可能性もあるし、そんな事故に至らないまでも電圧が下がりすぎて、
接続されている機器が使用不能になる事だって考えられるので、やっぱり疎かにすることは出来ません。

 

みなさんは、電圧降下の計算を行うときどうにされているのでしょうか。

 

筆算ですか? 関数電卓を使ってですか?
カシオ 関数電卓の画像リンクです。
いずれも、大変ですよね。

 

 

以前は、私も関数電卓などを使って計算していましたが、はっきり言って大変でした。

 

私は最近、簡単に電圧降下率を計算して、最適なケーブルを選定することが出来る、ソフトウェアを使いだしてから、全く苦にならなくなりました。

 

その便利なソフトウェアの名前は、『電圧降下君』 といいます。

 

文字通り、電圧降下率を計算するソフトウェアです。

 

いたって、シンプルなソフトウェアですが、これを使い出してから電圧降下の計算も速くなったし、設計段階でのケーブルの選定も簡単になり、作業効率は数倍よくなって、残業することもなくなりました。

 

実際の『電圧降下君』を起動したのが、こんな感じです。

 

電圧降下君起動初期画面

 

ダイアログもシンプルで使い方も簡単なので、ダウンロードすればすぐに使えます。

 

使い方は、次の手順を読み進めてください。

  1. 左上の「電源供給状態」を選びます。
    • 電気事業者から低圧で供給を受けている (低圧受電)
    • 電気使用場内の変圧器から供給を受けている (高圧受電)

    いずれかを選択する。

  2. 回路の電気方式」を選びます。
    • 単相2線式
    • 単相3線式
    • 三相3線式

    いずれかを選択し、右横の供給電圧を設定します。

     

  3. 使用点電圧の目標」を設定します。
  4. ※この際、前に設定した供給電圧より低く設定してください。
      供給電圧と同じだと、電圧降下率“ゼロ”ということになりますから
      ケーブルの選定などが出来ません。

     

  5. 右側の「配線長」と「使用電流」を設定して、
    電線サイズ算出 (G)」をクリックする。
    • 電線サイズ
    • 使用点電圧
    • 可能電圧降下

    が、算出されます。

     

    仮に、

    • 低圧受電 単相3線式、105V
    • 使用点電圧 100V
    • 配線長 50m
    • 使用電流 10A

で計算すると、この画像のように結果が表示されます。
電圧降下君計算結果表示画面

 

これなら、関数電卓を使わなくても簡単に電圧降下の計算が出来て、使用できるケーブルのサイズもわかります。

 

この『電圧降下君』を使うには、下記のリンクからダウンロードしてください。

 

 

これで、面倒な電圧降下の計算から開放されます。

 

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