【電気の引込み申請】低圧受電のインターネット申請方法について

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電気工事士の大切な業務に、電力会社への引込み申請があります。
電気工事を行った建物への引込み申請ですが、申請内容によって申請方法が異なりますが、各電力会社で専用のインターネット申請ページが用意されていますので、そこから引込み申請を行います。
ただし、インターネット申請ができるのは、低圧受電の場合のみで、高圧受電に関しては基本、電力会社の管轄エリアにある営業所での対面申請となります。
まずは、低圧受電のインターネット申請に必要な事前登録を済ませてください。

低圧受電のインターネット申請の流れ

単相3線式、単相2線式、三相4線式などの低圧受電は、特殊な事情がない限りオンラインでの申請になります。
オンライン申請の簡単な流れは、このようになります。

  1. アカウント登録を行います。
  2. 登録したアカウントで申請ページへログインします。
  3. 電気工事の内容を入力画面の案内に従い必要事項を入力します。
  4. 入力内容を確認後「申込み」ボタンをクリックして申請を完了させてください。
    1. 簡単ですが、これがインターネット引込み申請の流れになります。
      各電力会社で操作マニュアルをPDFなどで紹介されていますので、確認しながら申請をお続けください。

       

      各電力会社のインターネット申込みに関するページを一覧にしておきましたのでご覧ください。

      北海道電力 ・インターネット電設申込システム (電設Web)
      東北電力 ・電気工事をともなうお申込みについて
      東京電力 ・新増設Web申込システム
      中部電力 ・インターネット申し込みシステム
      北陸電力 ・電気工事店さまへのご案内
      関西電力 ・インターネット低圧工事申込み (シンセツくん)
      中国電力 ・新増設工事のお申込み (電気工事店のみなさま)
      四国電力 ・インターネット低圧工事申込み
      九州電力 ・低圧工事のお申込み (らくらくネット)
      沖縄電力 ・電気ご使用に関する新増設のお申込について

      各電力会社のインターネット申請ページへのリンクをご紹介していますので、申請地域の電力会社のページで必要なお手続きを行ってください。

       

      電気工事業者登録を済ませる

      各電力会社で、インターネット申請ページを準備されていますが、利用にあたっては、申込まれる方が正規の電気工事士もしくは電気工事会社であることを登録する必要があります。
      私の場合、主に関西電力管内で仕事をしていますので、関西電力の「シンセツくん」というインターネット申請システムを利用していますので、こちらの登録内容をご紹介させていただきます。

       

      新規登録に必要な情報

      インターネット申込みの利用をはじめるために次の手続きを行ってください。
      次の内容の登録が必要です。

      1. 連絡用メールアドレスを登録します。
      2. 利用規約の内容を確認して、最後に「利用規約に同意する」に「チェック」を入れて、登録ボタンを押下します。

      これで登録されたメールアドレスに登録用のURLが送られてきますので、メール内の登録ページURLから登録ページに移動します。
      登録用ページで、電気工事に関する情報を入力します。

       

      登録する内容は、次のようなものです。

      パスワード 任意の文字列で登録してください。
      会社名(フリガナ) カタカナで会社名をご入力ください
      会社名 正式に届出られている名称をご記入ください。
      代表者氏名 代表取締役の方の氏名をご記載ください。
      住所 会社の所在地を正確にご入力ください。
      登録番号・届出番号 電気工事業者登録証の知事登録番号をご記入ください。

      以上を入力して、下部にある「確認」ボタンを押下します。
      最後にもう一度内容を確認して、誤りがなければ「登録」ボタン押下して、内容を登録します。

       

      最後に登録完了画面に切り替わって、その中にログイン用「ID番号」と先に登録した「パスワード」が表示されます。
      ログインに必要な情報ですので、無くさないように管理してください。

       

      これで、新規登録は完了です。

       

      関西電力の「シンセツくん」を例にご紹介しましたが、他社の登録内容もこれに近いものですので、内容をご確認の上、ご登録ください。

       

      「シンセツくん」の詳しい登録手順やその後の操作方法などはこちらをご覧ください。

       

      シンセツくん操作マニュアル一覧

       

      正直なところ、他社のマニュアルも見ましたが、関西電力のマニュアルが図解を交えて紹介されているので、一番分かりやすいと思います。
      他社のものは、ほぼ文字だけでの説明なので、実際の画面との乖離があったりして、少し分かりにくく感じます。

       

      電気の引込み申請も、限られた時間の中で行わなければならないので、直感的に見られるマニュアルはありがたいです。

       

      インターネット申請の注意点

      インターネットで引込み申請ができるようになって、かなり楽になりました。
      以前は、必要な書類を揃えて、担当営業所まで行かなくてはならなかったので、時間的ロスがかなりありました。
      今は24時間申請受付なので、夜自宅から申請することも可能になって、本当に楽なのですが、少し注意が必要なところをご紹介しておきます。

      1. 申込件数が多く、引込み工事日が遅くなることがある。
      2. 外線工事が必要な場合がある。
      3. 申請後、電気容量が増えた場合の対処。

      これらは、申請時には確認することができませんので、注意が必要です。

       

      それぞれの対処法について

      1. 申込件数が多く、引込み工事日が遅くなることへの対処。

        1. 電力会社が申請を確認した段階で、内容確認の電話が入る場合があるので、その時に引込み工事日を確認する。
        2. 電話がない場合は、直接電話して受付番号を伝えて確認する。

      2. 外線工事が必要な場合の対処。
        外線工事が必要な場合は、電力会社から連絡が入ります。
        「外線要」となれば、1ヵ月半(約40日程度)掛かると思ってください。
      3. 申請後、電気容量が増えた場合の対処。
        速やかに増設の申請を行ってください。
        そのまま放置することは、絶対にしないようにしてください。

      簡単ですが、確実な方法をご紹介いたしましたので、冷静にご対処ください。
      このような状況でも慌てないように、引込み申請は、できるだけ早く済ませることをおすすめします。

       

      低圧引込み申請について

      インターネット申請のための業者登録が済んだら、次は引込み申請です。
      PC上で全てを行いますが、実際の電気工事の内容を示した図面は、事前に用意しておくことをおすすめします。

      低圧工事申込みの必要事項入力

      新規低圧工事の申込みを行うためには、先に登録した中の「ID番号」と「ログインパスワード」を使って、ログインするのですが、
      新規の場合は「低圧新増設工事のお申込み」側からログイン画面に移動します。

       

      ログイン画面では、「ID番号」と「ログインパスワード」を入力します。
      「シンセツくん」ログイン画面
      最後に「ログイン」ボタンを押下して工事申込み画面に移行します。

       

      関西電力の場合、工事申込み画面も直感的で分かりやすいように大きなボタンが配置されています。
      この辺りは分かりやすく設計されているので、求めている項目をすぐに見つけることができます。

       

      新規の低圧工事申込みの場合「常時・臨時の申込みはこちら」を選択します。
      次に、新規とすでに登録されているパターンを利用するかを選択するよう求められますので、「新規申込み」を選択します。

       

      次に出てくるのが、関西電力の工事申込み内容入力画面です。
      この中で、順番に必要事項を選択・入力します。

      1. 申込対象の選択
      2. 送電希望日
      3. 竣工予定日

      この三つは全て必須項目ですので必要なものを選択・入力してください。
      ちなみに「申込対象の選択」の項目は、次の3つの中から必要なものにチェックします。

      • 電灯
      • 動力
      • 深夜

      次に「申込種別」を選択します。
      選択内容は、次のような内容ですが、このほかにもあるので、必要なものを選択してください。

      • 新設
      • 増設
      • 減設
      • 契約種別変更
      • 引込位置変更
      • 計器位置変更

      この中から該当する項目を選択します。
      次に「契約種別」を選択するのですが、各電力会社で割引プランなどが異なりますので、選択項目が違ってきます。
      標準的な電灯契約は、これらの項目になります。

      • 定額電灯
      • 公衆街路灯 A・B・C
      • 従量電灯 A・B
      • 時間帯別電灯
      • 臨時電灯

      これらの項目は、ほぼ各社共通だと思います。

       

      ご紹介させていただいたのは「電灯」の内容ですが、「動力」「深夜」でも同じように選択する項目があるので、必要なものを選択してください。

       

      送電希望日は、カレンダーの中から希望日を選択すれば自動入力されます。
      ただし、通常の外線工事不要の場合でも、約2週間程度掛かりますし、「外線要」の場合は、1ヵ月半(約40日程度)掛かりますので、この期間を考慮して、早めに工事申込みを行うようにしてください。

       

      竣工予定日は、現場で受電に必要な電気の安全が確保される時期を記入します。
      こちらも入力画面横のカレンダーアイコンをクリックしてカレンダーで竣工日を選択すれば、自動入力されます。

       

      必要事項の入力はここまでです。

       

      この後、インターネット申請システムを利用して細かな電気工事の内容について図面を添付して、竣工前検査のデータを入力して、申込みを完了します。

       

      申請に必要な図面

      一般的に引込み申請に必要な図面は次のようなものです。

      • 配線系統図
      • 分電盤・配電盤結線図
      • 引込み付近見取り図

      これらがあれば、受け付けてもらうことができます。

       

      電気工事の図面は、システム内で描くこともできますが、竣工図があれば、それをデータとして添付すれば簡単に終わるので、私はいつもそうしています。

       

      これがインターネットを使った申請の必要事項入力になります。

       

      ここまで済ませると、受付完了のメールが送られてきますので、その中の受付番号を控えておいてください。
      申請内容の確認や変更があった場合の問い合わせの際に必要となりますので、受電が完了するまでは、大切に保管するようにしてください。

       

      インターネット申請のまとめ

      便利なインターネット申請ですが、使い慣れないと、戸惑うところもあるので、まずは慣れることです。
      各電力会社のシステムは、電力会社との契約が前提のシステムですので、他社契約のものは対象外となります。
      最近はいろんな業種の会社が電気事業に参入していて、施主がどの会社と電気の供給契約をするのかで、申請方法も変わっていきます。

       

      また、新電力会社と代理申請の契約を結ばなくてはならないので、かなり面倒な作業になります。
      また、新電力会社での電気の供給となると、別の送配電会社への引込み申請となるので、ご紹介した各電力会社のシステムは利用できません。

       

      最近はいろいろ面倒になっていますが、これも慣れるしかないのですが、少しは業者のことも考えて、せめて統一した内容にしてもらいたいものです。

       

       

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