スイッチとコンセントの結線 (１

スイッチとコンセントの結線 (１
実際の電気工事の現場でも頻繁に行わなくてはならないスイッチとコンセントの混在した結線の練習をしましょう。

 

電気工事の現場では、照明回路だけでなくコンセント回路やそのほかの回路なども混在した結線をすることも多々あります。

 

そんな多種の回路が混在した結線の基本ともいえる結線を練習しておくことで、如何なる回路が混在していても慌てることなく、落ち着いて的確な結線を行うことができるようになります。

 

このページではジョイントボックス内だけでなく、スイッチボックス内での結線についても勉強したいと思うので、しっかり練習して実際の電気工事の現場で活かしていただきたいと思っています。

片切とコンセントの混合結線（１

まずは小手調べとして、極めて単純な片切スイッチとコンセントの結線を練習してみましょう。
とは言っても、あまりのも簡単すぎて、ほとんどの方は見ただけで結線が頭の中に浮かぶと思います。

 

それでは、まず単線図で確認してください。

 

 

片切スイッチとコンセントの混在する結線と称していますが、冷静に見ればコンセントの電路と片切スイッチの電路は、まったくの別物だということは簡単に見て取れます。

 

このように冷静に観察すれば複雑な結線も、一つ一つの電路形成であることが解るので、それさえ理解できれば後はそれを一つ一つ結線すればいいだけなので、簡単に結線を完成させることができます。

 

このことをふまえて、下の複線図をご覧ください。

 

 

複線図から読み解く片切とコンセントの混合結線の手順

1. 100V電源の非接地側（黒）電線と片切、コンセントそれぞれの黒電線と接続する。
2. 100V電源の接地側（白）電線を負荷（R)の白電線とコンセントの白電線に接続する。
3. 負荷（R）の黒電線と片切スイッチからの白電線を接続し、結線を完成させる。

 

ボックス内片切スイッチとコンセントの接続図

 

 

こうして完成した片切スイッチとコンセントの点滅状態が下のGIF写真アニメになります。

 

 

ご覧のように、この結線では片切スイッチとコンセントが混在しているように見えますが、冷静に見てみるとコンセントと片切スイッチが別物だということが理解できるので、それさえ理解できれば後は普通に結線すればGIFアニメと同じ代動作を実現することができます。