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金属電線管のS字曲げ加工時の寸法を一目でわかるように、寸法図と早見表にしてみました。
現場で頻繁に行うS字加工の参考にしていただければと考えています。
電気工事の現場では、日常的に行われている金属電線管のS字曲げを行い複数並べて配管する工事ですが、
曲げ加工を行う墨出し作業時の寸法取りは、かなり複雑です。
しかし忙しい現場作業中に、のんびりと計算しているわけにはいきません。
ベテランの電気工事士は、寸法が頭の中に入っているので、いとも簡単に寸法出しして曲げ加工を行いますが、新人や経験の浅い電気工事士では、そうもいかないでしょう。
そこで、S字曲げ加工を複数行い、並べて配管するときの寸法出しの参考になればと、このページをアップしましたので、現場での墨出しの参考にしていただければと思います。
また、現場の共通仕様として使えば、全ての電気工事士さんが同じ寸法で曲げ加工を行うので、仮に違う場所で同じ作業をしていても仕上がりは、同じになるはずなので、作業の統一性も担保されると考えられます。
実際の電気工事の現場では複数の配管を並べて配管することは、よくあることなので、様々な現場で眼にしていると思います。
そのいずれも、アール寸法こそ違えど、間隔は一定に保たれています。
それを実現するためには、曲げ加工前の墨出しが重要になるのですが、厳密な計算が必要なので、忙しい現場でそのようなことをしている時間的余裕もないと思いますので、こちらに簡単な解説図兼、早見図をご紹介させていただきます。
E・C管等の金属管で30°曲げ加工を施した配管を複数並べたときの寸法図をご覧ください。
図では、配管間隔100mmでのS字曲げ加工の寸法を記入してあります。
この寸法図だけでも十分だと思いますが、罫く時にすぐに分かるように実寸を表にしておきましたので、こちらも参考にしてください。
この解説図で解るように、基本的な曲げのアールは、真円によるアールとなります。電気工事における曲げ加工は、基本的に真円によるアールを基準とし、楕円などのアールを用いることは、まずありませんのでS字曲げも真円のアールで計算してあります。
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【角度30度:間隔100mm:4分割】 |
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|---|---|---|---|---|
|
※基準点より100mm間隔とし、アール4分割、7.5度とする。 |
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| A:B | B:S | S:C | C:D | |
| (1) | 13 | 13 | 13 | 13 |
| (2) | 26 | 26 | 26 | 26 |
| (3) | 39 | 39 | 39 | 39 |
| (4) | 52 | 52 | 52 | 52 |
| (5) | 65 | 65 | 65 | 65 |
| (6) | 79 | 79 | 79 | 79 |
| (7) | 92 | 92 | 92 | 92 |
| (8) | 105 | 105 | 105 | 105 |
| (9) | 118 | 118 | 118 | 118 |
| (10) | 131 | 131 | 131 | 131 |
罫くポイント
S字曲げ寸法を罫く時は画像のように表・裏に罫書ます。
中心点(S)は、表・裏両方に罫く方が分かりやすくなります。

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【角度30度:間隔50mm:4分割】 |
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|---|---|---|---|---|
|
※基準点より50mm間隔とし、アール4分割、7.5度とする。 |
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| A:B | B:S | S:C | C:D | |
| (1) | 7 | 7 | 7 | 7 |
| (2) | 13 | 13 | 13 | 13 |
| (3) | 20 | 20 | 20 | 20 |
| (4) | 26 | 26 | 26 | 26 |
| (5) | 33 | 33 | 33 | 33 |
| (6) | 39 | 39 | 39 | 39 |
| (7) | 46 | 46 | 46 | 46 |
| (8) | 52 | 52 | 52 | 52 |
| (9) | 59 | 59 | 59 | 59 |
| (10) | 65 | 65 | 65 | 65 |
E・C管等の金属管で45°曲げ加工を施した配管を複数並べたときの寸法図をご覧ください。
図では、配管間隔100mmでのS字曲げ加工の寸法を記入してあります。
罫く部分を拡大した図面を掲載しておきますので、ご覧ください。
この寸法図だけでも十分だと思いますが、罫く時にすぐに分かるように実寸を表にしておきましたので、こちらもご覧ください。
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【角度45度:間隔100mm:4分割】 |
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|---|---|---|---|---|
|
※基準点より100mm間隔とし、アール4分割、7.5度とする。 |
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| A:B | B:S | S:C | C:D | |
| (1) | 20 | 20 | 20 | 20 |
| (2) | 39 | 39 | 39 | 39 |
| (3) | 59 | 59 | 59 | 59 |
| (4) | 79 | 79 | 79 | 79 |
| (5) | 98 | 98 | 98 | 98 |
| (6) | 116 | 116 | 116 | 116 |
| (7) | 137 | 137 | 137 | 137 |
| (8) | 157 | 157 | 157 | 157 |
| (9) | 177 | 177 | 177 | 177 |
| (10) | 196 | 196 | 196 | 196 |
アールが大きくなるにつれて、4点加工ではアール形状がおかしくなるので、さらに細分化して細かく加工する必要があります。

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【角度45度:間隔50mm:4分割】 |
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|---|---|---|---|---|
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※基準点より50mm間隔とし、アール4分割、7.5度とする。 |
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| A:B | B:S | S:C | C:D | |
| (1) | 10 | 10 | 10 | 10 |
| (2) | 20 | 20 | 20 | 20 |
| (3) | 29 | 29 | 29 | 29 |
| (4) | 39 | 39 | 39 | 39 |
| (5) | 49 | 49 | 49 | 49 |
| (6) | 59 | 59 | 59 | 59 |
| (7) | 69 | 69 | 69 | 69 |
| (8) | 79 | 79 | 79 | 79 |
| (9) | 88 | 88 | 88 | 88 |
| (10) | 98 | 98 | 98 | 98 |
実践 電気工事では、他のサイトのように小難しい計算式などは、一切紹介していませんが、計算は他のサイトの方にお任せして、すぐに役立つように全て図解しておきましたので、明日からの現場作業に役立つと思います。
これなら誰がS字曲げを行っても、ほぼ同じ仕上がりになるはずですが、後はベンダーの使い方次第ということなので、各自の腕の見せ所なので日頃の鍛錬が試されるところです。
※あくまで参考寸法ですので施工の際には、現場の仕様に従って施工するようにしてください。
実際の曲げ加工は、下記よりご覧ください。
電気工事の中で頻繁に行われるS字曲げ加工ですが、
単独の場合もありますし、複数本を並べて配管することも多く、全てを同じように曲げ加工するためにS字曲げの墨出しが重要になるので、
参考図面と寸法を紹介しておきました。
しかし、あくまで参考資料ですので、現場での加工の際には各現場の仕様に基づいてS字曲げを行ってください。
主な注意点は、ハイヒッキーでの加工時の注意点と共通で、
特に大きなアールになればなるほど、細かく加工することが大切です。
大きなアールで送り込みが長くなると、不自然なアールになりやすく、手直し対象になる可能性が高くなるので、注意が必要です。
ご紹介した寸法図では、4分割にしてありますが、大きなアールでは、分割数を増やして対応してください。
スマホで確認しやすいように、掲載内容を見直しましたので、作業中でも必要に応じてご確認ください。
最後に現場で簡易的に計算するときは次の計算式を用います。
L = 弧長係数×R
この計算式に用いる弧長係数の基本寸法は次の通りです。
| 曲げ角度 | 弧長係数 |
|---|---|
| 90° | 1.57R |
| 60° | 1.05R |
| 45° | 0.785R |
| 30° | 0.524R |
簡易計算式を用いて30°曲げ 100アールの場合
L=0.524×100=52.4mm
これなら、現場でも簡単に計算することができるので、単独配管なら、この計算式を使ってもいいでしょう。
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金属電線管の支持方法 (1) 壁面編
こちらで電気工事に使う工具をご紹介していまので、お探しのものがございましたらご覧ください。
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