ボールグリップ活用法

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ボールグリップの活用で作業効率アップ!
電気工事を行っていると、さまざまなシーンがあります。

 

木造住宅の配線作業から、RCや鉄骨などの建物での配線作業、埋設配管、露出配管など工事方法によって用いる工具も変わってきます。

 

でも、使う頻度が低いのに、一々作業車から多くの工具を持ち出すのは大変だし、後片付けのことを考えると嫌になるので、できることなら少ない工具で効率よく作業をすすめたいものです。

 

そんなときに、今回紹介する方法を使ってみてください。
少しは、持込工具の数を減らせて、効率よく作業できると思いますよ。

あると便利なボールグリップ

みなさんボールグリップをご存知だと思いますが、ボールグリップと聞いて思い浮かぶのは、ドライバーではないでしょうか。
握り部分が丸くなったドライバーを見かけると思いますが、あの握り部分がボールグリップです。

 

しかし、ここで紹介するボールグリップは、先端部分を差替えることができる、握り部分だけのものです。

 

まずは、写真をご覧ください。
ベッセル220W-3ボールグリップ差替ドライバーセットのリンク画像です。
写真で解るように、握り部分と先端ビットが別々になっていて、先端部分を差替えることで、いろいろなサイズのビスに対応できるようになっています。

 

極端な使い方をすれば、これさえあれば、プラス、マイナスのドライバーは必要ありませんし、プラス、マイナスの先端ビットを持っていれば、これ一つで作業できるということなので、腰道具の軽量化も図れます。
これだけでも、十分価値はあると思いますが、私は少し違った使い方をしています。

 

RCや鉄骨などの現場で、配線作業を行うとき、スラブなどにアンカーを打込んで、寸切ボルトを取り付け、そこに、配線用フックなどを取付けて、配線作業を行うことはよくあることです。
しかし寸切ボルトがしっかり取付けられていなければ、作業の途中で抜け落ちることも考えられます。

 

そんな時、寸切ボルトをしっかり固定する必要がありますが、一々寸切回しを取りに行くのも・・・ですし、充電ドライバー用の物しか無かったら、それだけのために、充電ドライバーを持ってこなくてはなりません。

 

腰道具に、ペンインパクトなどを付けてるのであれば、それで対応することができるでしょうが、配線作業の時には、ペンインパクトなど必要ないので、作業車の中に置いておくのが一般的だと思うので、持ってる人のほうが少ないのでは、ないでしょうか。

 

そんな時、私は、ボールグリップの先端工具を寸切り回しに取替えて持つようにしています。

 

ボールグリップに寸切り廻しを取付けた写真です。

 

こうして持っておけば、いつでも簡単に寸切りボルトを締めることができるし、小さいものだから腰袋に収まるので携帯にも便利です。

 

このほかに、ソケットレンチなどに交換して、ナットの締付けなどにも活用できるので作業効率もアップ出来るし、無駄に脚立や立馬から降りる必要もないので、その分疲れも軽減できると思います。

 

17mmのナットだったら、電工ハンマーのソケットで締付けなどできますが、中には13mmや10mmなどのナットが使用されていることもあるので、作業に応じて、腰袋にそれらのソケットレンチを入れておけば、簡単に作業することができるので、多くのスパナやモンキーレンチなどを持つ必要もなくなり、腰道具も少しは軽くなります。

 

何より、サッと取出して、先端工具を取替えて、いろいろな作業がこなせるので、一つ持っておくと、とても便利なもので、おすすめしておきます。

 

これも、私が日々の電気工事の中で思いついた使い方ですから現場作業の役に立つと思いますよ。

 

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