スイッチとコンセントの結線 (4

実際の電気工事の現場でも頻繁に行わなくてはならないスイッチとコンセントの混在する結線練習の4回目です。

 

このページでは、同一ボックス内に片切とコンセントを配置し、照明とコンセントそれぞれを片切スイッチで操作する結線をします。

 

このような結線も使い方一つで便利に使うことができるので、電気のプロとして積極的に提案してください。

片切とコンセントの混合結線(4

コンセントにスイッチを連動させる結線も、ごく一般的な結線ですが、ちょっとした接続の違いで、まったく意図しない動作になるので、ジョイント部分とスイッチボックス内での接続をしっかりと確認してください。

 

それでは、まず単線図で確認してください。

 

片切スイッチとコンセントが混在する単線図です。

 

前回と違って今回は、片切スイッチが増えていますが、基本的な考え方は前回のものと同じなので、複線図を見て確認してください。

 

片切スイッチとコンセントが混在する複線図です。

 

複線図から読み解く片切とコンセントの混合結線の手順
  1. 100V電源の非接地側(黒)電線と片切スイッチの黒電線を接続する。
  2. 100V電源の接地側(白)電線を負荷(R)とコンセントの各白電線に接続する。
  3. 負荷(イ)の黒電線と片切スイッチからの赤電線を接続する。
  4. 片切スイッチとコンセントの非接地側をわたり線で接続し結線を完成させる。

 

ボックス内片切スイッチとコンセントの接続図

片切スイッチとコンセントが混在するスイッチボックス内結線図です。

 

こうして完成した片切スイッチとコンセントの点滅状態が下のGIFアニメになります。

 

片切スイッチとコンセントが混在する結線の動作確認用GIFアニメです。

 

 

今回の片切スイッチとコンセントの結線は、
コンセントに片切スイッチを取り付けるところがポイントです。

 

考え方としては、コンセントを負荷だと考えれば、自ずと答えは出てくるでしょう。
以前に、この結線について質問をいただいたことがありますが、
ゆっくりと考えれば、何も難しい問題ではないと思います。

 

電気工事に使う工具