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ハンガーレールを用いた電線管の壁面支持方法
金属電線管の支持方法について、前項では最もポピュラーな両(Ω)サドルとサドルベースを用いた方法を紹介しましたが、このページでは複数の金属電線管を効率的に支持する方法を紹介します。
前項の最後でも紹介したように、両(Ω)サドルとサドルベースを用いた方法は、複数の電線管を並べて配管するときには、不向きな支持方法なので、大半の方は、この方法を使ってると思います。
またこの方法は、幹線ケーブルなどの支持などにも応用できるので、こちらでその方法を覚えてください。
電気工事士の間ではハンガーレールと呼ばれていますが、
正式には、『パイプハンガー』と言います。
ここで紹介するのは、下の図のようなものですが、同様のものとしてダクトハンガーなどもあります。
どちらを使用するにしても、施工方法は、ほとんど同じなので、ダクトハンガーの施工方法は省略します。
ご覧のように、ハンガーレールには、高さ25㎜のものと40㎜のものがあるので、使用する現場の状況を考慮して適時選択してください。
ハンガーレールを使った電線管の支持方法は、電気工事士さんが一番多く行っている施工方法だと思います。
実際、私も大半をこの方法で施工するので、この方法を紹介します。
<使用材料>
<施工手順>
※この際、ハンガーレールの天場に罫書くこと!
※アンカー打込み位置も一緒に罫書く。
ハンガーレール取付のイメージは、こんな感じです。
このようにハンガーレールを電線管支持点各所に取付け、ハンガーサドルで電線管を支持します。
それでは実際にハンガーサドルを使って電線管を支持している写真を交えて、その手順を解説します。
これが実物のハンガーサドルで、左右で一対となります。 |
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ハンガーサドルをハンガーレールに取付けるときは、ハンガーサドル本体を少し斜めにして入れる。 | |
左右入れ終わったら、付属のビスで締付ける。 |
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ショートタイプラチェットレンチなどを用いて |
電線管支持作業終了後が下の写真です。
電線管を締付けるときは、水平器などを使って、真っ直ぐになるように注意してください。
水平、垂直がくるっていると、複数の電線管を並べて施工した際に、間隔がおかしくなり、手直しの対象となります。
このハンガーサドルのボルト締めには、この『ショートタイプラチェット』が便利です。
以上が、壁面に電線管を支持する方法です。
ここで紹介した物のほかにも、いろいろな部材があるので、現場に合わせてチョイスしてください。
これらの部材関連のメーカー、南電機株式会社の関連ページを紹介しておきます。
多くがネグロ電工の製品としてカタログに掲載されているもだし、施工方法も図解されているので参考になると思います。
電気工事に使う工具をお探しなら下記サイトをご覧ください。