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エアコンの取付工事の中で、
特に大切なフレア加工の方法をご説明してみたいと思います。
くどいほど申しますが、
フレア加工をしっかり行わないと、
冷媒ガス漏れやそれに伴う、機械不良などの原因になりますので
みなさんには、しっかり覚えていただきたいと思います。
ここでは、実際に加工してる画像を交えて解説させていただきますので
じっくりとご覧になっていただき、その技術を自分のものにしてください。
それでははじめましょう。
フレア加工とは、エアコンの室内機と室外機をつなぐ
冷媒管接続部分の加工のことを言います。
では、なぜこのような加工が必要なのでしょうか?
そして、なぜこの作業が大切なのでしょうか?
それは、冒頭にも申し上げたとおり、機械不良の原因となりやすい
微妙な作業だからです。
これは、私の経験ですが、以前あるお宅にルームエアコン設置にうかがった際、
いつもどおりの手順で、室内機、室外機を設置し、
最終段階の真空作業を行った際、
ポンプ運転中は、ゲージも下がり、何の問題もなかったのですが、
真空ポンプの運転を停止し、10分ほど放置して、再度ゲージ確認を行うと、
配管内の真空値が若干戻ってるのです。
その原因は、フレア加工部分のほんのわずかな“バリ”でした。
フレア加工をやり直し、再度真空作業を行ったところ解決しましたが、
このように、極小さな加工不良でも、機械不良の原因となってしまうのです。
ですから、再三申し上げるとおり、
このフレア加工には細心の注意を払っていただきたいのです。
フレア加工の大切さをご理解いただいたところで、
そのフレア加工の手順をご紹介しましょう。
フレア加工の前に、切断した冷媒管のバリ取り作業を行います。
リーマーにて冷媒管切断面の内側を成形し、
仕上げやすりにて、切り口の成形を行い、その後フレア作業に取り掛かります。
下の画像をご覧ください。
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1)クランプバーの適合配管部分に |
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2)フレア加工を行うコーン部分を |
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その際、写真のように、 |
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3)ハンドルを締めこみ |
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4)フレア加工完成。 |
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ご覧のように、いたって簡単な作業ですが、とても大切な作業です。
当然、フレアツールも規格に適合したものを使用しなくては、
正確なフレア加工を行うことは出来ませんから、
規格に適合し、尚且つ自分の使いやすい物を選ぶようにしてください。
次は、真空作業についてお話しいたします。
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