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電磁開閉器のON、OFF押釦併用結線

電気工事の中でも、どちらかと言えば、
計装関係の仕事ですから、実際の現場で行うことは少ないと思います。

 

ほとんどの場合、各機器に制御盤がついてるので、
電気工事としては、その制御盤まで必要な電源を送るだけですから、
内部の構造や、制御回路の仕組みなどは、気にしないのが普通だと思います。

 

しかし、時々、簡単な制御だからと、こちらに振られることもあり、
そんなときに慌てないようにしておく必要がありますから、
基本的な制御方法くらいは、知っておく必要があると思うので、
ここで、その基本的な使い方を覚えていただきたいと思っています。

電磁開閉器のON、OFF押釦併用結線

電磁開閉器ですが、多くの電気工事士さんは、こんな呼び方はしていませんよね。
普通、電気工事士仲間では、「マグネットスイッチ」と呼ぶことが多いと思います。

 

さてここでは、電磁開閉器を用いるとき最も簡単で基本となるのが、
押釦(ON、OFF)スイッチを使った結線です。

 

言わば、電磁開閉器を用いたさまざまな制御の基本ですし、
電気工事の中で行う電磁開閉器の使い方としても多い使い方だと思いますので、
この結線だけはしっかり覚えておいて下さい。
それでは、簡単な展開結線図をご覧ください。

 

電磁接触器(1

 

この展開結線図で解るように、
通常のモーターに電磁開閉器を用いて、遠隔操作で開閉するようにする結線です。
もちろん三相動力モーターの制御を表したものですから、
押釦スイッチも200V対応のものを用いています。
実際の結線を図に示しましたので、ご覧ください。

 

電磁接触器(2

 

この結線では、押釦スイッチを離れた場所に設置するようになっていますが、
電磁開閉器と押釦が一体になったものもありますから、
その場で操作する場合には、そのようなものを使うといいでしょう。

 

展開結線図も一部イラストなどを用いていますが、
電磁開閉器の接続説明などで、用いられてるものと同じものですから、
見慣れた、ものだと思いますので、これに関する解説はいらないのかもしれませんが、
この展開結線図で注目するのは、接点部分です。

 

電磁開閉器にはそれぞれ、接点記号がありますから、ここさえ間違わなければ、
電磁開閉器本体やサーマルリレー内部の結線部分は、見る必要がないとも言えます。

 

しかし、内部制御回路を理解しておかないと、
間違ったときの対処方法も解りませんから、一応、眼を通しておいて下さい。

 

 

 

 

ここで、解説図として紹介しているものは、
三菱電機のサーマルリレー付き電磁開閉器です。
私は、これまで三菱電機の電磁開閉器を多く使っています。

 

もちろん全てこの電磁開閉器を使っているわけではなく、
接続機器の容量に合わせて選択しなくてはならないのは、言うまでもありません。

 

使い勝手がいいので、私はいつも三菱電機の電磁開閉器を使って使っていますが、
別に、他社のものが悪いと言う事ではありませんから、
みなさんは、みなさんの使いやすいメーカーのものを使っていただけばけっこうです。

 

まあ、私は永年使っていますし、故障なども少なく信頼性も抜群ですから、
今後も三菱電機の電磁開閉器を使い続けますけどね。^^

 

なお、押釦(ON、OFF)スイッチにも露出型や埋込型などいろんなものがありますが、
参考程度ですが、私がよく使っているものを紹介しておきます。

私がよく使っているものですので、あくまで参考程度にご覧いただければと思います。

 

電磁開閉器とこれらの押釦を使うことで、離れたところから操作することが出来るので、
現場での電気工事に応用することができるものです。

 

ここで、見ていたいただいた押釦と電磁開閉器の組み合わせが、基本の基本ですので、
この結線が理解できていないと、他の機器との組み合わせも理解することができなくなり、
最終的には、トラブルの原因となってしましますので、気合を入れて覚えてくださいね。

 

操作電源別結線

最後に、操作電源を別にする場合の結線を紹介しておきます。

操作電源別結線

 

操作電源を別に取る場合も基本的な結線は変りません。
ただ一つ大きく違うところは、電磁開閉器の一次側から押釦スイッチへ配線されてた電源が無くなる事です。

 

操作電源を別にする場合、電磁開閉器の操作回路が100V対応であれば、操作電源のみ100Vにしてもかまいませんし、そのまま単相200Vでもかまいません。

 

 

但し、配線を変更する場合は、サーマルリレーを正しく動作させるため、適切なケーブルを使用するようにしてください。

 

不適合のケーブルを使用すると、サーマルリレーが正しく作動しないことがあり、許容電流値を超えてモーターが運転を続けてしまうなど、事故の原因ともなりかねませんので、十分注意してください。

 

適応ケーブルの選定に関しては、各メーカーの参考資料などを参照して確認してください。

 

因みに、三菱電機の電磁開閉器技術資料は、こちら⇒⇒⇒電磁開閉器技術資料

 



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