【接地抵抗の測定方法】接地抵抗計(アーステスタ)の使い方を図解で解説!

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接地工事を行う中で、最後に行うのが接地抵抗値の測定です。


A・B・C・D種接地工事でそれぞれ求められる値が違うので、設定されている規定値以下にしなくては、受電することができません。


その合否を確認するのが接地抵抗計(アーステスタ)を使った抵抗値の測定です。


接地抵抗計は、補助極を正しい位置に設置しなければ、正確な測定値を得ることができません。
この記事では、補助接地極の設置位置や隔離距離、測定時の注意点を図解で解説します。

接地抵抗計(アーステスター)の測定方法

一般住宅からビル、マンション、工場、商業施設とさまざまな建物に供給されている電気を安全に使用するために欠かすことができないのがアースですが、その接地抵抗値を測定するのに用いるのが、接地抵抗計(アーステスター)です。


日置電機(HIOKI) FT6031-50


電力会社への送電申請時に正確な接地抵抗値を記入しなくてはなりませんし、決められたA~D種接地の基準抵抗値を下回っていなくてはなりません。


接地抵抗値を正確に測定するには、接地抵抗計を正しく使いこなさなくてはなりません。


接地抵抗測定に必要な端子の名称

接地抵抗測定に用いる接地抵抗計には、各メーカーからいろいろなものが販売されていますが、基本的な測定方法は、どれも同じだと思って間違いありません。
まずは、下の図をご覧ください。


接地抵抗計の測定方法


接地抵抗計は、このように設置します。

  • E=接地極。
     アース棒や銅板など
  • P=補助接地極
     電圧極
  • C=補助接地極
     電流極

このように覚えてください。


補助接地極の設置位置

接地抵抗計の測定時に用いる補助接地極の設置位置は、基本的に接地極からの直線上に設置して測定します。


接地抵抗計の測定方法


接地極と補助接地極の隔離距離

接地極と補助接地極の隔離距離は、10m以上離して設置してください。
この隔離距離が短すぎるとE、C間の電圧降下が安定せず正確な測定ができません。


仮に隔離距離が短い状態で測定した測定値が規定範囲内であっても測定値に誤差が生じ、送電前の確認時に規定値を満たしていないために電力会社からの送電を受けられないという事態にもなりかねないので、接地抵抗の測定には十分注意してください。


乾燥した場所で測定するときの対処方法

測定時の補助接地極の設置位置は、適度な湿り気を帯びたところに設置してください。
適度な湿り気が無く乾燥した地点に設置しなくてはならない場合は、補助接地極周辺に水を撒き、適度な湿り気を与えてから測定してください。


実際に電気工事の現場で測定する際は、各接地抵抗計の取扱説明書を熟読して正しい取り扱い方法で測定するようにしてください。
各メーカーで、多少の測定方法の違いがあるので、この点には注意が必要です。


接地抵抗の測定のまとめ

接地抵抗の測定は、接地工事の状態を確認する大切な作業です。


A種・B種・C種・D種接地工事では、それぞれ定められた接地抵抗値を満たしている必要があり、確認には接地抵抗計(アーステスタ)を正しく使う必要があります。


その中でも補助接地極(P極・C極)の設置位置と隔離距離はとても大切です。
補助極の設置位置には、次のような要件を満たす必要があります。

  1. 接地極(E極)から直線上に配置する.。
  2. 接地極と補助接地極は10m以上離す。
  3. 乾燥した場所では水を撒いて適度な湿り気を与える。


この要件をクリアしていないと、測定値に誤差が生じて誤判定判定をしてしまう可能性があります。


接地抵抗計はメーカーや機種によって操作方法や測定手順が異なる場合があるので、現場で使用する際は必ず取扱説明書を確認し、正しい手順で測定してください。



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