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こちらでは、一般的なテレビ受信システムをご紹介いたしますが、電気工事の中でも弱電工事に分類されるものです。
しかし、一般住宅や小規模集合住宅では、電気工事会社が行うこともよくある話ですので、何も解らないというのでは困ります。
仮に機器取付や調整などは、弱電工事会社にお願いするにしても埋設配管や屋内配線は、電気工事会社が行うので、どのように接続をするのかを知らなくては配管や配線の方法も分からないということになるので、知識として知っておく必要があります。
施工だけでなく見積もり段階でも一般的なテレビ受信システムを理解していなくては、必要機器の選定にも困りますし、
図面を起こすときにも困ってしまうでしょう。
あまり必要ない知識だと思わず、少しでも仕事の幅を広げるためにも覚えておいて損はないので、頭の片隅にでも留めておいてください。
基本的に簡単なシステム構成ですので、DIYでベランダに設置する参考にもなると思います。
テレビ受信システムの中でも戸建住宅は、処理する端末数が少なく、減衰の影響を受けにくいものです。
マンション等のような集合住宅のようにケーブルの総延長が長く、アンテナから遠い端末で減衰の影響を受けるシステムでは、ブースター等に細かな調整が必要ですが、戸建住宅なら簡単な調整で適切な受信状態にすることができます。
建物内での減衰とは
建物内の同軸ケーブルでも受信信号は少しずつ弱くなり、ケーブルが長いほど減衰が大きくなります。
デジタル放送は、ある一定のレベル以下になると、ブロックノイズが出て映像が映らなくなります。
これをデジタルクリフ効果と言います。
戸建住宅の簡単なテレビ受信システムの接続系統図をご覧ください。
この系統図で使用されているのは、
使用機器は以上で、接続および屋内配線は、S-5C-FBケーブルです。
UHFアンテナは、地域の周波数エリアをカバーするものを選択してください。
先のシステム接続系統図を実際に設置した写真をご覧ください。
ご覧のように、使用されているものも先にご紹介したものです。
戸建住宅なら、ミキサー(混合器)兼用のブースター(増幅器)を使えば、ミキサーの分だけ費用も低く抑えることができます。
また、受信状態が極めて良好なところであれば、ブースターそのものが必要ない場合もございます。
但し、この場合別途ミキサーが必要になりますので、差額の大きさを考慮してご判断ください。
アンテナ設置現場で正確に受信レベルを測定することで、軽微な障害が生じても大丈夫か判断することができますので、
最終的な判断材料にすることができます。
テレビ受信に必要な屋内配線は、大きく分けて二通りの配線方法がございます。
この二通りの配線の違いは、受信信号の減衰率が大きく違ってきます。

「テレビユニットごとに単独配線する方法」は、分配器を用いて各端末ユニットに単独で配線する方法で、各端末ユニットに送られる信号はほぼ均一になりますので、安定したテレビ視聴を実現するには、こちらを推奨いたします。

「テレビユニットを中継して配線する方法」は、屋内に設置されている各テレビユニットを中継ユニットとし、順番に渡っていく配線方法です。
この方法だと、中継ユニットを通過する際に減衰し、距離が長くなることでさらに減衰しますので、最初の中継ユニットと最後の端末ユニットとで、受信レベルが大きく異なる場合があり、ブースター調整が難しくなります。
施工条件で、どうしても(2)の方法で配線しなくてはならない場合を除いて、
基本的には、(1)の配線を推奨いたします。
戸建住宅のテレビ受信システムにも幾つかの部材が必要ですので簡単にご紹介させていただきます。
(1)の「テレビユニットごとに単独配線する方法」で使用するのに私がおすすめするのは、こちらの分配器です。
この分配器は、価格的にも手頃ですし、ケーブル接続には、「F接栓」を使いますので、
確実に接続でき、尚且つ厳しい条件下でもケーブルが抜ける心配がございませんので、安心です。
簡易な、ネジ式の分配器もございますが、私はこちらをおすすめいたします。
接続用のF接栓は、分配器に附属していますので、別途用意する必要はございません。
それでも、予備があると安心ですので、ご紹介しておきます。
私は、比較的受信状態の良いところでは、このブースターを主に使っています。
これは4K・8K放送対応型のブースターです。
アンテナマストへの取付もでき、施工写真のようにボックス内での取付でもスッキリ収まりますし、
何より調整が簡単なので、とっても使い勝手の良いブースターです。
ご紹介させていただいているテレビ受信システム接続図は、地上デジタルアンテナとBS/CS110°パラボラアンテナを使用した一般的なアンテナシステムになります。
通常の戸建住宅の場合、接続図や施工写真のように地デジとパラボラアンテナを立てているのが一般的で、
それに加えて、CSアンテナを設置しているのをよく見かけます。
一般的なUHF/BSアンテナ設置の場合、地上デジタル放送と衛生放送の異なった電波を受信し、それを混合して一本のアンテナケーブルで伝送しなくてはならないので、UHFとBSが別入力のブースターを取付けなくてはなりません。
ブースターは、受信レベルに応じたものを選択して、適切に調整しなくては、その能力を発揮することができません。
ブースターは、受信状態を良くするものではございません。
「ブースターを取付ければ、どんなところでもテレビは映るものだ」と思ってる方が多いようですが、
ブースターは信号の減衰率を抑えるもので、受信状態を改善するものではないので、受信状態が極めて悪い場合、映像を映すことはできません。
あくまで、現状の受信状態を保つものですので、
アンテナを条件のいい場所に設置して、最良の受信状態を確保することが最も大切です。
デジタル放送の場合、受信状態が悪いと、まったく映りませんので、その状態でブースターを使っても改善は望めません。
しかし、ギリギリの受信レベルの場合、ブースターを使うことで減衰率を抑えられるので、映像が映る可能性が高まります。
仮にブースターを使わない場合は、アンテナケーブルを伝送してくる間に受信状態が悪くなり、
テレビ端末ユニット部分では受信レベルを下回る可能性が高いということです。
いずれにしても、ブースターは万能ではございませんので、過信は禁物です。
戸建住宅でのテレビ受信システムには、大別して二つの方法がございます。
この二つは一般的によく用いられる方法です。
集合住宅のように幾つかの系統に分かれている場合は、二つの方法を融合して行うこともございます。
建物内全てで安定したテレビ視聴ができるのは、端末ユニットを使用した単独配線です。
端末ユニットに対して、単独の配線ですので、途中で大きく減衰することがなく、どの端末ユニットでもほぼ同じレベルで信号を受け取ることができます。
一方、中継ユニットを使う場合は、中継ごとに若干減衰するので、アンテナから遠くなるほど受信レベルが下がります。
アンテナの受信レベルが映像を映し出すギリギリの受信レベルの場合、端末では、映像化レベルを下回って映像を映し出すことができない可能性が高くなるので、アンテナでの受信レベルが良好な場合に限ると言っても過言ではありませんので、配線の前に受信レベルを確認することをおすすめいたします。
最近は、高性能卓上アンテナが多く見られますが、
簡易的なものですので、極めてテレビ信号が良好なところでなければ、受信できないようですので、
テレビ受信の基本は屋外アンテナの設置です。
このように、簡単なテレビアンテナの設置にも、それなりの方法と知識が必要ですので、
もしアンテナ工事を行うのであれば、ここで解説した注意点を考慮して、最適なアンテナ工事を行うようにしていただきたいと思います。
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