片切(B)スイッチ結線

電気工事の中でも基本中の基本となるのが片切スイッチ結線なので、このページで、片切スイッチ結線と電気の流れを確認してください。
とは言うか、電気工事士免状をお持ちの方なら、こんなことは、すでに知っていると思いますので、スルーしていただいてもかまいません。

 

でも、これから電気工事士を目指される方や、もう一度基礎から勉強したいというような方は、しっかりとご覧ください。

 

写真や解説図を使って、直感的に見られるようにしてあるので、ありきたりな解説書と違って、楽しんで見られると思います。

片切スイッチの結線方法

片切スイッチは、電気工事士や電材店では、
Bスイッチ」と呼ばれています。
なので注文時には、
「Bのほたる」とか「Bのパイロット」などと注文します。
こんなつまらないことを書いている場合じゃなかったですね。

 

まずは、片切スイッチの単線図をご覧ください。

 

片切スイッチの結線図(1

 

電気工事士の試験問題や配線系統図などは、このように単線図で描かれています。
ですから、この単線図を読み解く力が無ければ、電気工事を進めることはできませんし、仮に電気工事を進めたとしても間違った配線となってしまう可能性が高いので、
最終的にお客様が希望される操作が行えないということになってしまい、手直しの対象となってしまいます。
ですからスイッチ結線は、複線図などを描くようにして確認してください。

 

片切スイッチの結線図(2

複線図から読み解く結線の手順
  1. 100V電源の非接地側(黒)電線と片切スイッチからの黒電線を接続する。
  2. 100V電源の接地側(白)電線を負荷(R)の白電線と接続する。
  3. 片切スイッチの白電線と負荷の黒電線を接続し、結線を完成させる。

 

ボックス内片切スイッチ接続図

片切スイッチの結線図(4

 

こうして完成した片切スイッチの点滅状態が下のGIF写真アニメになります。

 

片切スイッチの結線図(3

 

片切スイッチには、ほたるスイッチを使用してるので、スイッチの操作状態も確認していただけると思います。

 

片切スイッチ結線は、全てのスイッチの基本となる結線ですから、電気に携わる方全てが習得しなくてはならない大切な結線だし、電気工事の現場で最も多く用いられる結線なので、好むと好まざるとに関わらず、必ず覚えるようにしてください。

 

電気工事に使う工具