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電磁開閉器の基本的な結線
電気工事の中では、普通に使われている電磁開閉器ですが、最近検索結果の中に、
「電磁開閉器 つなぎ方 結線」
などの項目をよく見かけるので、ここでよく使う基本的な電磁開閉器の結線をいくつかご紹介しておきますので、電気工事の現場で活かしてください。
電磁開閉器が使われているのは、主に制御盤などの中なので、電気工事を行っているだけなら制御盤内の電源端子に電源を繋ぐだけだから、その制御盤がどのような制御を行うのかまで気にする必要もないので、あまり知られていないのかと推察しています。
しかし電気工事を行っていると自分で電磁開閉器を使って、モーターなどの簡単な制御を行うような仕事もあるので、電気設備の設計などを行う場合には、一部制御盤内の結線なども設計しなくてはならない場合もあるので、最低限の知識としていくつかの結線くらいは、覚えておかなくてはなりません。
上記の例で言えば、農業用作業小屋やビニールハウスなどのポンプの制御盤の設計や集合住宅などの共用灯のタイマーとデーライトスイッチを併用した制御を行う場合などの回路設計などが代表的だと思います。
このような制御も電磁開閉器を用いて行うのは、ご存知だと思います。
電磁開閉器を用いる最大の目的は、電気容量の大きなものを制御するために用いるのが一般的です。
ですから、大型マンションの共用灯などでは単体の電気容量は少なくても、それが何十台となると電気容量も相当なものになり、一般的なタイムスイッチやデーライトスイッチだけでは対応できないので、そんなときに電磁開閉器を併用して対応します。
また、そのほかの制御スイッチなどと併用することで、自動運転などの制御回路として用いることもできます。
よく知られているものとしては、ビルやマンションなどの降下水槽へ水道水を送るための加圧ポンプの自動運転などです。
この制御に関しては、建築現場で電気工事を行っていればよく見かけるものだと思いますが、それでも内部の制御回路に関してはほとんど気にすることも無く、三相電源などを電源端子に接続して電気工事は終わりなので、マジマジと制御回路を見ることもないでしょう。
このような場合でも、それぞれの機器専用の制御盤が用意されているのが一般的です。
しかし、時々制御盤をケチって、こちらに依頼してくるところもあり、そのような場合には一から制御回路を作成しなくてはなりません。
ですから最低限の結線くらいは、覚えておく必要があるのです。
でも、普段あまりこのような電気工事をやらなければ、せっかく覚えたとしても時間の経過とともにウロ覚えになってしまうものです。
ですからここでは展開結線図と共に、実際の結線状況を再現した結線解説図を掲載しておきますので、現場で迷ったらスマホやタブレットなどで確認しながら、結線を行っていただけるようにしてあるので、電気工事の現場で活かしてください。
しかし基本は、自分でしっかり覚えて、こんなページを見なくてもチョチョいのチョイチョイと結線できるようになるのが理想です。
でも電気工事の現場では、日々ほかの事で頭がいっぱいになってしまいガチなので、中々そこまで頭の容量がついていかないものです。
こんなことを書いている私自身がそうですから、多くの電気工事士さんも私と同じような思いの方がいらっしゃるのだと思います。
ですから、電磁開閉器の基本的な結線に迷ったら、いつでもこのページを活用できるようにブックマークしておいて下さい。
私自身も備忘録として活用しようかと考えています。
掲載情報には、万全を期していますが、掲載中の結線利用の際は、メーカー仕様書等をしっかり確認して、自己責任でお願いします。
当サイト掲載中の結線を利用されての如何なる損害や事故に対しても責任は負いかねます。